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風がなく、鏡のようになったひょうたん池に茶臼岳が映り込んでいました。無間地獄の噴煙も直立しています。池の半分くらいは氷が張っており、間もなく全面氷で閉ざされようとしています。12月の撮影ですが、雪が少ないのが写真的には残念でした。 今月は茶臼岳の噴気の写真からはじまり、途中から「火の山・茶臼岳」の切り口で過去の写真を毎日投稿してきました。今までこのテーマで撮影をしていたわけではないので、こ...
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硫化水素や亜硫酸ガスを噴出する火山活動の活発な地帯に生育する植物を、硫気孔原植物と呼びます。他の植物が生育できないようなところを住処とし、命の逞しさを感じさせられます。茶臼岳周辺では様々な硫気孔原植物がみられますが、今回はその一部を掲載します。 ユオウゴケ(硫黄苔)です。名前に硫黄がつくくらいですから、温泉地や火山地帯などの硫黄分が多い場所に分布します。コケと名前がついていますが、蘚苔類...
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白湯山とは茶臼岳の西側、御沢の中ほどにり、白濁した湯が流出しているあたりを指します。名称は白湯山となっていますが、地形は山ではなく、茶臼岳西側の山腹に位置し、御宝前の湯ともよばれています。鉄分を含む温泉成分のため、あたりは赤茶色になっています。白湯山信仰が盛んだった頃は聖地とされる場所でしたが、ここから別荘地へ引湯するために人の手によって荒らされてしまい、かつての面影はありません。...
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写真は明礬沢から立ち上る噴気です。奥の沢温泉の源泉地となっており、ここから麓の旅館やゴルフ場にお湯を引いています。ここの噴気を写真にするのは意外に難しく、どうしても人工物が映り込んでしまうことが多いのですが、このときは猫山(峠の茶屋駐車場の売店の裏山)から撮影しました。 近くから見るとこんな感じで、斜面のいたるところからから噴気が勢いよく出ています。ただ、人の手が入りすぎて写真の対...
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茶臼岳は腰巻岩という断崖に取り囲まれています。上の写真は明礬沢右岸の腰巻です。中の茶屋のちょうど下あたりになります。右奥に茶臼岳山頂付近が写っています。 これは茶臼岳の東側にある、郭公沢の腰巻です。峠の茶屋駐車場わきの展望台から撮影しています。この上にはロープウェー山頂駅があります。日の出直後の撮影のため、岩が赤く焼けています。上部に残雪が写っていますが、うまくタイミングが合えば雪...
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