2014年8月24日 丹平治沢

8月24日は、魔法使いさん、ぐっちゃんと足尾の丹平治沢へ。
予定では丹平治沢の大滝を見た後は尾根を乗り越えて大ナギ沢を下降するというものである。
大ナギ沢出合までは林道を行くため、各々自転車を持参したのだが、その自転車を車から下ろす際、ちょうど昨年骨折した左足首に自転車の金属部分を勢いよく上から打ち付けてしまった。しばらく痺れがとれず、またやってしまったかと思ったが、時間が経つと幾分痛みや痺れも和らぎ、打撲のようなので行けるところまで行ってみようということで、大きな不安を抱えながら出発した。我々とほぼ同時刻に足尾のRRさんも銅親水公園を出発。RRさんは今回もまたすごいところを歩く予定だそう。予定通り大ナギ沢出合に自転車をデポし、そこから歩き始める。
 
 

 
 
 

 
 
今日も午後からは天気が不安定になるそうだが、今のところ青空も見えてまずまずのお天気だ。松木沢の水量は思ったほど多くない。松木沢両岸の尾根や沢を眺めては自分でも歩けそうなところはないか、キョロキョロと目移りしてしまう。足の具合は、崩壊斜面等不安定な場所を歩くと足首が固定されずよろけてしまうので、一歩一歩注意しながら歩く。
 
連瀑帯最下部より

 
 
 
連瀑帯中間にある7~8mの滝

 
 
連瀑帯最後の15m滝

 
 
 
連瀑帯最上段より後ろを振り返る。

 
 
 
例の木もよく見えた。

 
 
丹平治沢出合からはすぐ奥に滝が連続しているのが見える。一つ一つの滝で撮影に時間がかかり、なかなか前へ進めない。最初の連瀑帯を超え、後ろを振り返ると、日本とは思えないような松木キャニオンの荒涼とした岩肌が見える。ここから先はやや平凡なゴーロに変わり、一気に距離と標高をかせぐ。登る分には足の違和感もほとんど感じないが、なるべく負担をかけないよう、ちょっとした滝もすべて巻きながら歩いた。
 
 
 

 
 
 
 

 
 
しばらくすると25m滝が豪快に水を落としていた。直射光が滝壺にだけ当たってしまい、撮影に苦労した。仕方ないので滝壺はフレームアウトし、高速シャッターで飛沫を撮影した。25m滝は右から巻き、再び平凡な沢に変わる。
 
 
右俣の6m滝

 
 
左俣の10m滝

 
しばらく行くと二俣で、右俣に6m滝が懸かっているのが見える。左俣も小滝が連続しているようである。少しだけ左俣に入って10mくらいの滝を撮影しようとしたら、水が急に茶色になってしまった。稜線の様子は窺い知れないが、早くも雨が降りだしたのか、上流のどこかで崩落があったのかもしれない。土石流なんかきたらたまったもんじゃないので、慌てて沢から離れた。6m滝を右岸から巻くと、沢は急に荒れ出し、倒木だらけとなってしまった。
 
 
 50m大滝 

 
 
倒木トラップをやっとの思いで超えると、目の前に大滝が見えてきた。しばらく滝壺で撮影をしたが上段が見えないため、反対側の尾根に取りついて滝の全貌が見える位置まで上がって撮影した。今回も素晴らしい滝に出会た感動に浸っていると、突然雷鳴と大粒の雨が降り出してしまった。この天気では大ナギ沢の下降は言うまでもなく、尾根を下るのも危険である。ここからであれば、このまま沢を引き返すのが一番安全ということで、急いで下山開始。沢の色は瞬く間に濁ってしまったが、水量は極端に増えることはなかったが幸いだった。しかし、水が濁って沢の中が見えないことと、足になるべく負担をかけたくないため、下りはほとんど沢の中を歩かず巻きながら歩いていった。大滝下の倒木地帯は、右岸から巻いていくと、あっさりとの二俣の間の小尾根に降りることができたので、6m滝も一緒に巻くことができた。その後25m滝は登るときにも通った左岸から巻き、そこから下流は沢に沿って左岸側に数百メートルは緩やかな樹林帯が続いていたため、非常に歩きやすかった。最後の連瀑帯は15m滝、7m滝とも落石に注意しながら右岸のガレを下った。
 
 
連瀑帯上部より、松木沢対岸の沢は黒沢?

 
 
松木沢本流もこんなに濁ってしまった。

 
 
無事、松木沢の廃林道に到着。 本流の水も朝とはまったく違う色になっていた。ここまで下ると一気に緊張が解けたのか、急に左足に力が入らなくなった。どうやら限界近くになっていたようである。RRさんの安否が心配されたが、我々が駐車地に着いて間もなく、RRさんも戻ってこられた。やはり雷雨に見舞われて慌てて降りてきたとのこと。何はともあれ無事で何よりである。問題の左足は、その後だんだん腫れてきて、今現在もかなり腫れている。痛みはないので、数日おとなしくしていれば治ると思うのだが‥‥
スポンサーサイト



コメント

ぐっちゃん

No title
お疲れ様でした。
雷雨で丹平治沢だけになりましたが、目的地までは行けたので良かったです。

足の具合、あまり良くないようですね・・・
お互い”足に爆弾”状態ですから無理せず行きましょう。
それにしても、雨男が2人揃うと雷雨になるんですね~(笑)

瀑泉

No title
魔法使いさんのレポで雷だったのは知ってましたが,まさか松木川が茶色になるほどの豪雨とは思いもしませんでしたヨ(驚)。
左俣に濁りが入ってからの,50m滝だったんですネ。σ(^^)が見たときよりも水量が多めなので,上流では,結構,降っていたのかも知れませんネ。
それにしても,左足,前回に引き続きですか。
皆さんご無事で何よりでしたが,お互い怪我だけは気をつけないといけませんネ。

魔法使い

No title
お疲れ様でした。
足大事にしてください

急な雷雨は私のバチ当りな行いのせいでしょうね(^_^;)
それでも沢の増水もなく無事下れ何よりです。
足尾の沢は魅力的ですが、やはり大量の骨皮は気が滅入ります。
次回も是非同行してください

たそがれオヤジ

No title
ご苦労さまでした。打撲の状態、いかがですか?お大事になさってください。
やはり、RRさん、日曜日お歩きでしたね。この時期でも歩いていらっしゃるようで。もう、歩くところないような気がしますけど。
それにしても、瀑泉さんの記事でも拝見いたしましたが、丹平治沢の大滝、いいですね。これで、安蘇沢カラ沢の大滝とともに、課題になってしまいましたよ。せめて、見るだけでもです。
雷鳴とともに濁流ですか。恐いものですね。雨の松木沢というのは見たことありませんが、奥の尾根歩きをしていたとしても、あれを渡渉して戻って来るのは、かなりしんどいですね。というか、ビバークになりそうです。

きりんこ

No title
ぐっちゃん、お疲れさまでした。
今回はご心配をおかけしました。足の状態を考えると、お天気に関わらずあそこで引き返して私としては丁度よかったようです。あまり無理をしなかったこともあり、お陰さまでだいぶよくなりました。今週末は問題なく歩けそうですが、天気のほうがまた心配ですね。

きりんこ

No title
瀑泉さん、こんにちは。
松木川の色がすごいことになっていましたが、水量はさほど増えていませんでした。足尾は少しの雨でも、今なお崩落が進んでいるのかな~などと思いました。それでも大滝は水量もあり見ごたえ十分でした。
昨年から何故か同じところばかり負傷していますが、今回は歩き始める前の負傷で、お恥ずかしい話ですよ。

きりんこ

No title
魔法使いさん、お疲れさまでした。
足の具合はお陰さまでだいぶ良くなりました。
鹿の屍ですが、安蘇沢に比べると今回はかなり少なかったですよ。
足尾の沢はまだまだ気になるところが残っていますから、こちらこそまたよろしくお願いします。

きりんこ

No title
たそがれさん、こんにちは。
お陰さまで、足のほうは軽傷で済んだようで腫れもだいぶひきました。
今回RRさんが行かれた場所は、はじめてではない様子でした。ただ、話しを聞いて、とても真似できるようなルートではないことはわかりましたが。
丹平治の大滝、いいですよ~。落差のある滝はどれも直登は思いもよりませんが、巻きは難しくないです。
濁流にはビビりましたが、たいして増水しなかったので助かりました。ただ、奥まで入るときは慎重に天気を選ばないといけないですよね。

アキjiiji

No title
足の具合、無理をしないで下さい。
赤岩沢の計画も無理をしないで下さいね。
提案ですが赤岩沢からの下りを大岳からツメタ沢にすることも検討してみては?

足尾のRR

No title
おはようございます。先日は大変ご心配おかけしました。
しかしあの豪雨にはあせりましたよね。自分、九蔵沢で6時間待機した経験があるため、大変焦りました。
しかし帰路の林道では夏小屋沢や横向沢が大瀑布になっていたり、ウメコバ尾根や幕岩に100mクラスの滝が何本もかかっていて豪雨の中思わず見入ってしまいましたよ。

それではまた足尾でお会いできるのを楽しみにしております。

きりんこ

No title
アキ爺さん、おはようございます。
今週末にはほとんど問題ないレベルになっていると思います。
実は今日も休みなのですが、無理せずおとなしくしております。
これからでもでかけたくてウズウズしておりますが(笑)
大岳からツメタ沢への下降ですね、了解しました。当日のお天気を見て、あまり暑いようなら予定通り沢を下り、天気が崩れそうなら大岳への転進も検討しましょうか。その場合は錫ヶ岳はパスして、大岳尾根に近い右俣遡行も案に入れておこうと思います。

きりんこ

No title
足尾のRRさん、おはようございます。
RRさんのことですから大丈夫だとは思いましたが、お互い無事でよかったです。確かに、松木川対岸の沢の方が水が増えて見えましたね。ウメコバに行かれたというお二人が気になりますね。
こちらこそ、またいろいろ教えていただくことを楽しみにしております。
非公開コメント

きりんこR

FC2ブログへようこそ!

Tree-Arcive