2015年2月8月 三峰山

2015年2月8月
天気:曇り
コース:寺坂峠~三峰山~南東尾根

明るく開放的な山歩きが続くと、地味な山を歩きたくなってしまうのはなぜでしょう。今年は安蘇の山を少しずつ歩こうと思っておりまして、特に氷室山から熊鷹山を起点に南東に延びるいくつかの主稜線は細切れでも末端までつないでみたいと思っています。といっても涼しい時期に限りますし、ヒルがではじめたら即終了、重度の花粉症もちでもあるのでいつまで続くかわかりませんが(笑)。昨日のお昼の天気予報では曇りだったので、地味な山を歩くにはうってつけと尾出山あたりを歩く予定していたのですが、夕方の予報では昼前後が雨に変わってしまいました。朝起きて雨雲の様子を見てみると、前日の予報通り11時くらいには降り出しそうなので、短時間で歩ける三峰山へ行くことにしました。三峰山は尾出山、不動岳からつながっており、安蘇の前衛となる山になります。これまで一般ルートでしか歩いたことがないので、今日は寺坂峠から登り、南東尾根を下ることにしました。このルートをWebで検索してみると、Yoshiさんと烏ヶ森の住人さんが10年前に歩かれた記録がヒット。ざっと読ませていただき、特に危ないところもなさそうだし、南東尾根には古い石祠もあるらしく、もともと三峰山への参詣ルートだったようだ。

まずは下山予定の南東尾根末端へ。適当な駐車スペースがなければ原付を邪魔にならないところにデポし、車で寺坂峠へ行くつもりでしたが、出流川沿いに適当なスペースを見つけたので駐車し、原付で寺坂峠を目指しました。もし歩いている途中で雨に降られたら、下山後の運転が車になるか原付になるかでだいぶ違いますからね。
寺坂林道には所々雪が残っていましたが、原付の運転に支障があるほどではありませんでした。


7:50、寺坂峠を出発。はじめは車も通れる林業用の作業道を歩く。今日はスパ長。



歩きはじめて10分くらいで作業道が尾根から離れそうなので、ここから尾根にとりつく。



尾根に上がると道が九十九折に続いていますが、倒木があったりするので歩きやすいところを適当に歩く。



8:20、傾斜が緩くなって540P付近。



一般道が近づくと雪が増えてきた。画像は特に雪が多いところだがそれでも5cm程度。



一般道との分岐。ちゃんと寺坂峠って書いてあるんですね。



8:35、奥の院。誰もいません。



三尊像



女峰山。晴れているようですが、今のうちだけでしょうね。



大平山と右奥に白根山



三峰山方面。今日はこんな天気なので、さっさと三山参道であちらに向かいます。



立ち入り禁止ラインより西側の眺望。採石場から作業の音が響いてくる。



谷倉山方面



男体山が幽かに見えた。



参道は雪があったりなかったり。雪の上は足跡がたくさん。



三峯大神への分岐手前の下りで滑って尻もちをついてしまった。スパ長を過信してしまいました。



9:20、三峰山山頂。ここも誰もいません。こんな天気ですからね。



今日は遠くまで見えません。



山頂で小休止して南東尾根へ。立ち入り禁止ロープに沿ってついた踏み跡を辿って歩いていくと、



すぐにアンテナ施設。周囲はヤブっぽい。



施設の東側に回り込んで篠竹のヤブを1,2分くぐって



ヤブを抜け斜めに下っていくと南東尾根が視界に入ってきました。



南東尾根に乗ると、抉れた道が続いていました。現在は作業道として使用されているようですが、おそらく参詣ルートもこの道だったのでしょう。



標高470m付近の山の神の石祠。明治三十九年十二月 大字鍋山と刻まれている。



正面より



この石祠の先で立派な角の牡鹿が走り去っていきました。カメラを用意したが間に合わず。その2分後くらいに後ろから鈴の音が近づいてきます。こんなマニアックなルートで人と出会うのか?と思ったら猟犬でした。こちらに向かって突進してくるので、心臓バクバクしながらも戦闘態勢をとったのですが、こちらには完全無視。鹿が逃げて行った方向に走っていきました。犬も急斜面を上がってきたためか、ずいぶん疲れた様子でした。鹿を追ってきたのかどうか不明ですが、状況が呑み込めませんでした。


気を取り直して先に進むと、455P付近で倒壊した石祠を発見。こちらも先ほどと同じく明治三十九年十二月 大字鍋山と刻まれていました。



455Pの先は岩っぽい尾根となり、傾斜も増してきたので注意して下ります。



岩場を下る途中、とっくに下まで行ったはずの犬がまた上から下りてきました。今度は尻尾を振りながらこちらに向かってくるので襲われることはなさそうだけど、すごい勢いなので後ずさりしてしまいました。自分の前で数秒立ち止まり、また下の方へ走り去っていきました。何なんだ?




岩場を過ぎると、尾根の西側に作業道が続いていました。向こうから巻いて下りられたのかもしれません。



この先もずっと尾根に沿って付けられた道を辿っていきます。烏ケ森さんは途中から西側の谷に降りて古い石祠を見たようですが、そちらの方からはずっと砕石の音がしているし、朝駐車したときも、その方角には砕石工場があったので敬遠し、尾根を忠実に下っていきました。



県道の上に着きました。最後の数メートるは篠竹のヤブです。
この下は崖になっているので左へ行きます。



10:10、写真の場所に降りました。駐車地から50mくらいのところで、予定通りでした。ちょうど標高130Pのあたりです。最後の篠竹は石灰の粉じんが付着しており、ヤブ漕ぎで全身真っ白になってしまいましたが、とりあえず南東尾根の末端まで歩けました。



全身の埃をはらって駐車地に戻ろうとすると、聞き覚えのある鈴の音が聞こえてきます。なんと、あの犬が自分の車の周りをウロウロ歩いているではありませんか。まさか自分の臭いがわかって捜索にきたわけではないでしょうね。その後も落ち着かずにそこら辺をウロウロし、やがて姿が見えなくなってしまいました。


なんだか、今回の山歩きは犬の印象だけが残りそうですわ(笑)

寺坂峠に原付を回収に行く途中にて、今日歩いた稜線を望む。


寺坂峠で原付を回収して帰宅しようとすると、ちょうど雨が降り出し、家に着く頃には本降りとなっていました。



 この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平成24情使、 第617号)
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コメント

みー猫

No title
こんばんわ。
バイクがあると予定もかなり自由に組めそうですが、短い時間にぱっと決めて行けるところ見習いたいものです。犬は遊んでたんでしょうかね。用途違うけど熊スプレー持つようにするかなと思いました。いつもメジャーだと飽きてしまい地味と派手のギャップを楽しむのがいいんでしょうかね。
みー猫

Космическая пыль

No title
お疲れ様です。

懐かしいなぁ、去年10年ぶりに三峰山に行き、プチ遭難し徘徊した道がはじめの3枚まんまです。
看板から一般ルートと並走して見えるので安心していた寺坂峠ルートですが、どんどん知らない作業道=寺坂峠に導かれて夜の9時過ぎに三峰神社に辿り着いたのを思い出しました。去年の3月の事ですが(笑)

以来、その峠も満願寺への近道として利用してますが、車だとすれ違い難しいのがスリルあります。
しかし、きりんこさんはオリジナルルートを歩かれるのがお好きですね(笑)

因みに祠があったのは、通称朝日岳と呼ばれている山の敷地内でしょうか…「今は何もないよ」と地元の方に言われて、三峰山ばかり攻めてました。

きりんこさんは幽玄な景観に興味はございませんか?機会がありましたら、文化財指定の浅間鍾乳洞や八坂様降下しませんか?
浅間様はタケノコ岩とか溶けた様な岩が凄く印象的で、八坂様は凄く静かな空間を仰げば、さながら白黒反転した白い夜穹の天井に黒い星の様に無数のカマドウマや巨大ゲジゲジがいて、ある意味アートでした。彼らは気が向くと、バサバサ落下して来ます(笑)

きりんこ

No title
みー猫さん、おはようございます。
バイクではなく自転車にして逆回りでもよかったのですが、雨が気になったので少しでも早いほうがいいかなと思いまして。昨日のようなお天気だと、どこにも行かずに終わってしまうことが多いのですが、むしろみー猫さんを見習ってでかけました。犬は遊んでいたようですが、瞬時には何を考えているかわからないので、対応に困ってしまいますね。なるほど、熊スプレーですか。本当に襲われたときはよさそうですね。おっしゃる通り、派手と地味のギャップがいい刺激になってそれぞれの良さを再認識させられるのでしょうね。

きりんこ

No title
むうたさん、おはようございます。
三峰山、低山といえど色んな意味で侮れないやまですね。今回はあまり下調べをせずにただ歩いただけですので、朝日岳という名前も初耳でした。この山域、奥が深そうなので、いずれむうたさんのつまみ喰いだけでもさせていただければと思いますが、カマドウマと巨大ゲジゲジはできればご遠慮したいですわ(笑)

たそがれオヤジ

No title
こんにちは。
きりんこさんがこんな山をお歩きになるのは珍しい。他の方のブログかと勘違いするところでした。
こういった、寺坂峠からの縦走といったスタイルもとれるのですね。私は星野側からの周回でしたが。
さて、社山、拝見いたしました。本当に雪が少ないようですね。時期が違うので、何とも言えませんが、昨年の3月末に南尾根から辿った時には、社山直下でラッセルもどきをしてしまいましたよ。雪はこれからでしょうかね。といっても、昨年の場合は、2月の大雪がありましたからねぇ。
雪がなければほっとしながらも、現地に立つと物足りなさを感じてしまう。山歩きもまたわがままなものですね。

きりんこ

No title
たそがれオヤジさん、こんばんは。
今年は安蘇の山にも少しずつ足跡を残そうかと思っていまして、今回はその手始めといったところでした。元々、古道や廃道には興味があるので、先人の記録で南東尾根が古道だったというのを知り、今回はそれを辿るのが一番の楽しみでもありました。結果としては、犬の印象のほうが強く残ってしまいましたが(笑)
社山ですが、今回も社山直下はプチラッセルでしたが、それ以外はツボ足でもたいして苦痛にはならなかったと思います。ここのところ毎年、雪が少ないと嘆いていると2月か3月にドカッと降って帳尻を合わせていますね。これも温暖化の影響なんでしょうね。
仰る通り、自分の山歩きなんかわがままの典型ですよ(笑)
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きりんこR

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