2015年2月11日 銅親水公園~大平山南西尾根~東南東尾根(その2)

大平山(松木山)山頂まで来た続きです。
山頂でお昼を摂りながらこのあとのルートを思案。社山まで行くのはどうだろう。体力的にはまだ余力はあるが、時間が読めない。小さなアップダウンが多いので、登りの箇所で深雪だと時間がかかりそうだ。せっかく天気も回復したが、結果的に時間切れで南尾根を下山することになるくらいなら、未踏の大平山東南東尾根を下ることにするか。3週連続で社山に行けず、気分的には敗退だが仕方ない。
大平山山頂から下降地点まで北東に少し移動し、地図もGPSもないのでこれから下るルートをよく目視で確認しておく。三角点1557.4峰が意外と目立つので、あそこまでは問題なく行けそうだ。そこから先は、以前ネットで見た情報(どなたのか忘れてしまいましたが)だと、三角点峰の先で尾根が二つにわかれ、そこを左に行き、次の分岐を右に行くとすんなり林道に降りられるはずだ。そうと決まれば時間にも余裕ができたので、景色を楽しみながらゆっくり下ることにしよう。と思ったら、見たくないものが目に入ってしまった。あの忌まわしいピンクテープがこれから進む方向に続いているじゃないの。やれやれ余計な仕事が増えてしまった。上着を着ると暑いのでポケットがないし、袋をぶら下げながらだと歩きにくいので、数本回収したらザックの中に入れるを繰り返すもんだから倍くらい時間がかってしまう。そんなことよりも、回収するためにピンクテープを探しながら歩くのでルーファイの楽しみがまったくなくなってしまった。いい迷惑以外の何ものでもない。

12:30、中央の三角点1557.4峰に向けて下っていく。こんなに明るくて気持ちいい尾根が歩けると思ったら・・・




余計な仕事が増えた・・・




東南東尾根の上部は、無雪期には確か背丈くらいの笹ヤブが続くとのことだったが、この時期ヤブはたっぷりとある雪の下だ。雪質もスノーシューで踝くらいまで沈む程度の締まり具合で踏み抜きもなく歩きやすい。やや急なところもあるが、尾根を歩いている分には雪崩の心配もなさそうだ。真っ白な中禅寺湖南岸尾根とその向こうに男体山が見えている。この景色を見てしまうと、向こうに行きたかったな~と思ってしまう。社山南東尾根もやり残したことだし、機会があれば今冬再挑戦してみるか。

真っ白な中禅寺湖南岸尾根の向こうに男体山。その右側に社山。



イイネ~♪



南東尾根の向こうに庚申山、袈裟丸連峰



イイネ~♪イイネ~♪



手前から1752P、1654P、1557.4三角点が並んで見える。



この尾根、登ってきた尾根よりも東にあるので、当然ながら皇海山方面よりも社山や半月山方面の眺めがいい。先週登った社山南尾根も手に取るように見えている。ただ、変化に乏しく、ずっと同じ景色を見ている感じだった。



社山の左肩に男体山。左下のV字のところがカラ沢大滝だろう。



途中何ヶ所か尾根が枝分かれするが、三角点峰を見据えていけば迷うこともない。1654Pあたりから徐々に地面が見え出すようになったが、その先はまだ雪がつながっているのでスノーシューははいたまま下る。



三角点峰のほうへシカの団体が逃げていく。今日は一日中シカを追っているような感じがする。




ピンクテープは三角点峰の手前で東の小尾根へ離れていった。おそらく、安蘇沢林道の地図上の終点あたりから上がってきたのだろう。かなり細くて急な尾根で、自分が見ても下りでは使いたくない感じだ。あんなところ歩ける人がこのような行為をするのが不思議でならない。ゴミを回収しきれないのは残念だが予定通り目の前の三角点峰を目指す。


13:50、三角点到着。この三角点の標高、帰ってきてから気づいたが、以前は1557.2mと記載されていたのに地理院地図新版だと1557.4mに変わっていた。



ここから先、尾根が細くなり地面の露出も増えてきたのでスノーシューからアイゼンに履き替えた。




三角点から少し進むと、金網で保護された痩せ尾根を通る。アイゼンをひっかけないように気を付ける。



金網の先で、念頭にあった尾根の分岐になった。この分岐からの展望は素晴らしく、360度の眺望が楽しめた。
大平山方面を振り返って。



南東尾根とオロ山、皇海山方面。



分岐は右へ行くと最後は擁壁の上に出そうな感じなので、予定通り左を選択。最初のうちがちょっとイヤらしく、痩せていて直進困難なところもあるが、右にシカ道があってそちらから巻いていけた。



白い南岸尾根と、手前の細尾根がピンクテープが続いていった尾根。



奥に半月山から赤倉山、その手前が社山南尾根。



好展望が続く。







標高1350mあたりで植林地が現れ、尾根が二手に分かれていた。左へ行くと、林道の1151Pあたりに降りるようだが、確かあそこも崖だったような気がする。ここは情報通り右を選択する。



植林地より振り返って。足元の枯れ草がアイゼンに絡まって歩きにくいが滑りやすそうなのでそのまま歩く。



林道が随分近くに見えてきた。隣の尾根は三角点を右に行った尾根だろう。やっぱり最後は急なようだ。



筒抜けのドラム缶罠?



標高1300mあたりで鹿ネットの隙間をくぐる。



すぐにカラマツがやや密になったところを通り、



14:30、最後はアセビの木が出てくると鹿ネットの隙間に導かれた。幅が狭いのでザックを背中から下ろしてどうにかくぐれた。そのすぐ下が林道であった。安蘇沢林道分岐まであと300mくらいの位置である。



林道に着くと、比較的新しい数名分の足跡が雪の上に残されていた。林道の奥へ向かうものと戻ってきたものの両方があった。大平山南東尾根を歩いたのか、ハンターのものかはわからない。



あとはアイゼンを脱いで長い林道をダラダラと下っていくのみ。途中林道をショートカットしたくなるが、過去に痛い目を見ているので堅実に林道を歩く。

安蘇沢林道分岐



淀沢林道分岐(過ぎてから振り返って撮影)



標高950m付近まで、おそらく今日のものと思われる車のタイヤ痕があった。



安蘇沢を渡って



社山南尾根の末端を覗いてみると、呆れたことにまたあのテープが上まで続いているのが見えた。もうしばらくあそこは歩かないと思うので、どなたかお願いしますよ。



駐車場入り口より本日歩いたルートを振り返る。相変わらずよく晴れている。
今年の冬はこのままたいして雪も降らずに終わってしまうのだろうか。



15:50、駐車場に帰着。他に他県ナンバーの車が2台あった。

瀑泉さんに倣って、本日の成果。


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コメント

瀑泉

No title
東南東尾根の詳しい情報,有難うございました。
ネットだの,ヤセ尾根だの,崖だのと,やはり噂に違わぬテクニカルなルート取りが必要みたいですネ(笑)。いずれ歩かねばならないので,後で,じっくり検証させていただきますヨ。
それにしても,この尾根までピンクテープでしたか。
だいたい地形を読みながら未踏尾根を歩くのが楽しいのに,お陰で地形が目に入らなくなるし,無駄に立ち止まらなきゃならないし,せっかく歩いたのに,ほとんど印象に残らず,こいつのせいでガッカリですネ。
ところで,社山の南東尾根,南尾根よりお勧めですヨ。
冬はどうなのか気になりますが,それはそれとして,また秋に歩きたいと思ってますから。

きりんこ

No title
瀑泉さん、こんにちは。
基本的に無理をせず安全なルートがとれればテクニカルなところもないですよ。上りで使う分には、三角点手前のヤセ尾根の通過くらいで、他は問題となる場所はないでしょう。展望もいいコースなので、おすすめいたしますよ。
あの残念なゴミ、仰るとおりあれのせいで歩いた印象が弱くなってしまいますよね。少しは後の人のことも考えてほしいものです。
社山南東尾根、やはりおすすめですか。そういえば瀑泉さんが歩かれた秋は紅葉が綺麗でしたよね。どうせなら私も秋にとっておこうかな。

足尾のRR

No title
こんばんは。
冬の足尾、それなりに楽しんでいるようでうらやましいですね。自分、正月明けから週1しか無い休み迄没収されてしまい、いきなり今年の冬山は終了してしまいました。
それにしてもピンクテープの主は足尾を愛しているのか、それともただ単に足尾に自己主張をしに来ているのか気になるところですね。テープを巻きたいだけならその辺の幹線道路の電柱にでも巻いてりゃいいものを。

たそがれオヤジ

No title
きりんこさん、ご苦労さまでした。
記事のアップも瀑泉さんのご要望にお応えしたようで、お気遣いルートの記載、私にも参考になりましたよ。
足尾の山も本当に雪が少ないようですね。でしたら行きましょうかとなりたいのですが、なかなかですよ。どうしても、この時期は、他のエリアに感心がいっちゃいまして。
年間通じて、足尾の山にばかり行っているわけにもいかず、さりとて、きりんこさんの立て続けのホットな情報もえらく気になる始末です。
テープの件ですが、きりんこさんと同じ感想です。足尾の山にかなり精通した方のテープかとは思うのですが、東南東尾根にまで付けるとはねぇ。
RRさんが付けて歩いているようなものですよ。足尾の山を愛するなら、そのままにしておいて欲しいですね。そのうち、オロ北台地だの小足沢付近にも出てきたら、もう、天敵としか言いようがありませんよ。

きりんこ

No title
足尾のRRさん、こんばんは。
山のご機嫌がいいときに限ってですが、冬の足尾も楽しませてもらっています。もう冬山終了だなんて、ずいぶんお忙しいのですね。また足尾の山でお会いできることを楽しみにしていますよ。
テープの件まったく同感です。何が目的なのか、ご本人がここを見ていたらお考えを聞きたいものです。

きりんこ

No title
たそがれオヤジさん、こんばんは。
たそがれさんは私と違って行動範囲が広いですもんね。秩父のほうなんか私にはさっぱりなのでコメントもできずにおりますよ。
あれ、たそがれさんは既に東南東尾根歩かれませんでしたっけ?ルートの記載、どこまで載せていいか最近とても迷いますね。ここをみた人が行って、またテープをつけたりすることも十分考えられますからね。オロ北台地あたりは冗談ではなく、今年あたり危ないかもしれませんよ。
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きりんこR

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