2015年4月16日 岳ノ山~大鳥屋山~唐沢山~不動岳

駐車地(10:45)~岳ノ山(11:25)~大鳥屋山(12:10)~林道切通(12:38)~576P(13:14)~唐沢山(13:35)~石尊山(14:27)~不動岳(14:45)~377.8三角点(14:58)~354P(15:15)~原付デポ地(15:35)~駐車地(16:00)
行動時間:5時間15分

ここのところ、神経を張り詰めながらの歩きが続いたこともあり、12日は少し力を抜いて安蘇の里山を歩くことにしました。といっても具体的な行き先が当日まで決まらず、いくつかある候補のなかから5,6時間で歩けそうなところで今回のコースを選択しました。ネットで調べてみると、過去にYoshiさんがMTB利用で逆ルートで歩かれているようですが、自分は原付利用で標高の高い方から低い方へ楽をして歩くことに。
できれば道路が混む前の早朝に出発したいのですが、どうしても気合が入らず、朝7時過ぎに起床。通勤時間帯を避けてなんて考えているうちに自宅を出発したのは結局9時20分になってしまいました。この時間になると今度は高齢者の車やトラックが多くなり、293号線はほとんど1車線道路なので早朝の1.5倍くらい時間がかかってしまいます。まあ、今日は短時間歩きなので焦ることもないですからね。あきらめて付き合いましょう。
10時20分、下山予定の小屋集落で原付を下ろします。車だと駐車スペースに悩みそうですが、原付なので邪魔にならないところに置かせていただきました。ここから約12Km車で走行し、林道牛の沢出原線の登山口へ向かいます。

林道の途中より、尾出山方面が開けているところがありました。



駐車予定地の手前に車が1台あり、登山者かと思ったら山菜採りで、ちょうど持ち主が籠を背負って山から現れました。
10:40、林道の最も標高の高いところに到着。邪魔にならないように路肩に車を停めました。今日は雪山装備など必要ないため、すぐに準備完了。山ヒルの生息地であるため、念のためヒルさがりのジョニーを持参しました。カメラ機材がないので荷物が軽い!

10:45、歩行開始。なんだかんだでこんな時間になってしまいました。いきなり、杉の植林からはじまります。先月は西方の大倉山を歩いた後ひどい花粉症の症状に苦しんだので今回も心配です。道は、思った以上に踏み跡がしっかりとしており、結構人が入っている感じです。前日の雨でじめっとしていますが、どうやらヒルはいないようです。ちょっとヤブっぽいところを通過すると、早速マダニが着きました。この後もたくさんのマダニにひっつかれました。この辺のマダニは高山で見るものと違って白っぽいものが多いように感じました。



植林を抜けると、自然林の急登になりました。足元はズルズルで、登る分にはいいけど下りだと神経を使いそうです。



今日は気温も高く、かなり暑くなってきました。頭から汗が垂れてきたのでタオルを探しましたが見つかりません。やはり、こんなはじまりの日は気が緩んで準備もいい加減になってしまいますね。この先、手で汗を拭いながら、不快な歩きが続くことになります。あまり肌は出したくありませんでしたが、早速半袖になりました。この急登部分で、意外にも8人グループの登山者とすれ違いました。皆さん足元に注意しながら下って行かれました。

岳ノ山が近くなると、明るい自然林の尾根になり、終わりかけのアカヤシオや咲き始めのミツバツツジがちらほら見られるようになりました。前日は鹿沼あたりで降雹があったようですが、この辺りもその影響があったのか、アカヤシオの花はほとんど落ちてしまった様子でした。














11:25、岳ノ山に到着です。石祠があり、雰囲気のいいところです。



山頂からは男体山も見えましたが、春霞がかかって透明度はイマイチ。



岳ノ山から先は、反対側から歩いたことがあるのですが、下りだと滑りやすい岩場の通過があり、ちょっと緊張します。途中、色鮮やかなアカヤシオが残っていました。


岩場を過ぎると植林と自然林が交互に現れ、徐々に植林の割合が多くなっていきます。植林の中は展望はありませんが涼しいので助かります。624Pの先で、尾根の途中で左に90度曲がるところがありますが、目印が多数あるので迷うことはないでしょう。



左から前沢からの登山道を合わせると大鳥屋山への最後の上りです。3年前の冬に来たときは雪があり、凍結斜面だったことを思い出します。



石祠のすぐ先に山頂標識があり、さらにその先に三角点があります。相変わらずあまりぱっとしない山頂ですが、ちょうどお昼なのでパンをかじります。






大鳥屋山頂から植林の中を東へ下っていきます。思ったよりも踏み跡がしっかりとあり、テープ類も多くなりました。


道型がはっきりしています。



南へ方角を変えるところは近道をするように踏み跡が斜面を横切っていました。植林を抜けると雰囲気のいい自然林となり、古道の雰囲気があります。


また植林の中に入り、踏み跡とテープを辿っていくと途中で踏み跡は尾根から東に離れていきました。下に舗装道路が見えており、尾根歩きにこだわっても結局は同じ道路に出るであろうから、ここは歩きやすい踏み跡をたどりました。



尾根から少し離れたところで舗装道路に降り立ち、道路を少し南へ歩くと尾根の真ん中は切通しとなっていました。切通は高い擁壁となっており、その上もかなりのヤブになっていて、尾根歩きにこだわらずに正解でした。切通の反対側を登りますが、手前側は急でヤブも濃いので擁壁の奥(西側)から取り付きました。反対側もそれなりに急でザレているので、下りは注意が必要そうです。

ここから取り付きました。



大鳥屋山を振り返る。尾根を歩いていたら激ヤブと高い擁壁に阻まれていました。



西側が植林、東側が自然林の境界を登っていくと、意外と踏み跡がしっかりとありました。時々ヤブも現れますが適当にかわして行けます。ただ、ヤブを歩くと、ことごとくマダニが着くのでたまに払い落とします。



今度は東が植林で西が自然林。こんなのを繰り返します。



このあたりから、まだ歩き始めて2時間なのに、疲れが出てきました。荷物も軽いのに不思議に思いましたが、この暑さのせいと、いくらか脱水気味だったのかもしれません。それよりも、歩いている時間帯によるものかな。小さなアップダウンを繰り返すようになり、わずかな上りもきつく感じます。景色にあまり変化がなく、迷うところもないので徐々に飽きてきて、残りの距離や時間を気にするようになってしまいました。こうなってしまうと周りの景色や歩きを楽しむことができなくなり、ただ黙々と歩くようになってしまいます。伐採地など展望のいいところでは、意識的にゆっくり周りの景色を眺めては次はどこ歩こうなんて考えるようにしました。

伐採地より唐沢山と奥に三床山から金原山の稜線が望めました。


男体山はだいぶ霞んできました。


西隣に閑馬岩峰群。



伐採地の鞍部への下りはちょっとした岩場になっていますが、問題なく西側から巻いていけます。伐採地から登り返すと576Pで、榛名山と刻まれた明治3年の石祠がありました。この辺はアカヤシオの木が多いようですが、残念ながらほとんど終わっていました。その代わり、山桜が多く咲いていました。


今回、足元の花はほとんどなく、見たのはこの種類のスミレれくらい。


唐沢山の手前は今回のコースでもっともヤブっぽい場所でしたが、ヤブの中に道が続いているので歩行に支障はありませんでした。この辺りから不思議とマダニを見なくなりました。


ミツバツツジがちらほら。


唐沢山の三角点。山名板は見当たりませんでした。


唐沢山から先も変化に乏しい風景がつづきます。



新緑がきれいだな~



石尊山の手前より、右が石尊山で左が浅間山。


石尊山山頂の3つの石祠。事前調査をほとんどしていなかったため、ここが石尊山という名であることは帰ってから知りました。しかも隣の浅間山には社と祠があることも知らず、素通りしてしまいました。


石尊山の先で、岩の上に落ち葉が積もっているところがあり、慎重に下りました。岩場を振り返って撮影。



途中、南側が開けているところがありました。こうして見ると、安蘇の山もなかなか懐が深いですね。



不動岳も山名板はなし。山頂はこんな感じで、気を付けて歩かないと素通りしてしまいそう。この辺からテープの種類が増えたように感じました。一番目立つピンクテープには通し番号が書かれており、林業関係か隣のゴルフ場関係によるものでしょうか。



三角点にはRK標識。



380mピークで嘉永2年の石祠。



石祠のピークで東に向きを変え下っていきます。こちらの尾根も両側はヤブっぽいですが一番高いところは踏み跡もあって歩いやすいです。ピンクテープも続いています。



354Pで安永年間の雷電宮と山神の石祠。横には小屋村中と刻まれています。祭事用の竹が2,3本後ろに括りつけられており、現在も大切にされているようでした。



石祠より下にはピンクテープはありませんでしたが、踏み跡が更にはっきりとし、急なところは九十九折になっています。



こんなところにテレビ用アンテナがありました。ここからは踏み跡に沿って黄色い杭が等間隔に埋め込まれていました。



そのまま踏み跡を辿っていくと神社の横に続いていました。
石柱には安永の文字が刻まれていました。



神社から100mくらいで原付をとめたところに着きました。


5時間弱の歩きですが、やけに長く感じました。低山だからとなめていたわけでもありませんが、嫌になったらどこからでもエスケープできるというのが、無意識に緊張感をなくさせてしまうのでしょう。こうした自身の気分や感情と向き合ったり、かけひきをするのも低山歩きのひとつの楽しみ方なんでしょうね。心配していた花粉の方は、帰りの車の中で少しクシャミが出たくらいで帰宅後はほとんど症状も出ませんでした。どうやら低山の花粉は一段落したようです。


ルートマップです。

この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平成24情使、 第617号)

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コメント

瀑泉

No title
縦走お疲れ様でした。岳から愛宕への踏み跡は,結構,シッカリしてますもんネ。グループに会うのも納得といったところですヨ。それにしても,マダニに好かれてますネ。σ(^^)は,ほとんど見かけないのですが・・・まぁ,鈍感なんでしょう。
大鳥屋山から先,参考になりましたヨ。σ(^^)はこの種の尾根が好きなので,退屈せずにすみそうですケド(笑)。今回は大丈夫だったみたいですが,5月に入ればヤツが出てくるでしょうしネ。此処を歩くのも11月以降に持ち越しますヨ。

きりんこ

No title
瀑泉さん、こんばんは。
岳ノ山は五丈の滝の方から入るのが一般的だと思っていたましたが、あちら側を歩く人も結構いるのですね。
マダニもしつこいですが、私もしつこく記事に書いてしまいすみません(笑)つい虫除けを忘れてしまいましたが、ヒル除けが効くか試してみればよかったですね。
私もどちらかというと好みの尾根なのですが、やはり歩き始めた時間が悪く、気分が乗らなかったのだと思いますよ。
ヤツがいなければ、まだまだ遊びたいところがたくさんあるんですけどね~。私は今月中にあと1,2か所片付けたいと思っていますが。

みー猫

No title
こんばんわ。
この時間からの縦走って気は張らないといいながらも、やっちゃうところなかなかマネできません。自分の場合ですみませんが、雪の上ばかり歩いていると里山の気温に合わなくて結構消耗するように思います。ヒルとミックス攻撃にならなくて幸いでした。自分もヤマビルファイターを出せるようにしておきます。ジョニーときくとなんとなく豆腐を思い出します(笑)
みー猫

きりんこ

No title
みー猫さん、おはようございます。
言われてみれば確かにそうですね、体がまだ雪山仕様だったということで、納得です。
ヒルが活動開始したらしばらくこの山域はお休みですが、今年はマダニに効きそうな薬をいくつか実験してみようと思っております。
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きりんこR

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