2015年1月17日 大鳥屋山~大高畑山~鳴蟲山~上久我(571.6)

 17日は、安蘇・前日光主脈踏破の一環として、横根山から大滝山、白髭山、鳴蟲山、二股山とつながる尾根のうち、大鳥屋山(811.4三角点)から571.6三角点の区間を歩いてきました。

本日のコース
小川沢林道尾根切通(9:00)~大鳥屋山(811.4m)(9:34)~大高畑山(718m)(10:35)~林道黄金沢線(11:11)~鳴蟲山(11:42)~上久我(571.6m)(12:42)~金ヶ沢城址(12:53)~県道280号(標高228m)(13:15)


 今回のコース、自分と同じような目的で歩かれている方が結構いるようで、検索をかけるとその筋の方々の記録が何件かひっかかりました。ただ、事前に人の記録を見てしまうと、どうしてもその人の目線で歩くようになってしまうし、低山であれば人様の記録を参考にせずともまず問題になることはないため、いつもどおりコースタイムだけは参考にして、中身はあえて見ないようにしました。そもそも、自分にとってネットに情報があるかないかはどうでもいいことで、未知の要素がほしければ調べなければいいだけのことなのです。

 今回の尾根は、1度にできるだけ長い距離を歩いてしまいたかったので、周回ではなく原付利用での縦走としました。せっかくの飛び道具利用ですので、標高の高い方から低い方へ楽をして歩くことにして、スタートは小川沢林道の峠からとしました。峠の空きスペースに車をとめ、切通しの脇からヤブっぽいところを急登します。嫌な予感がしたのでズボンを見てみるといきなり10匹以上のダニさんがくっついています。念のためシャツも見てみるとやっぱり10匹以上ついていました。フリースのシャツなので余計くっつきやすかったみたい。慌ててハッカ油を全身に吹きかけたところ、その後しばらくはダニさんの姿を見なくなりましたから、やっぱり効果があったのかな。最初の急登を終えると、その後は何の変哲もない植林が続きます。すぐに尾根の中央に幅広の道型が現れ、地図上の破線がこの道なのでしょう。植林の隙間から、谷を隔てて進行方向右手に大鳥屋山が見えてきますが、この谷を大きく回り込むので、一旦目標から離れていくような感覚です。標高740mピークは北に破線が続く方向が明るく雰囲気がいいのでそちらに行きたくなりますが、ここは東へ向きを変え、暗い鞍部に下って北が自然林、南が植林の境目を登り返します。標高を上げていくと樹間越しに両ノ手山付近の稜線とその奥に日光連山が垣間見えます。標高790mで南へ向きを変え緩やかに登ると大鳥屋山に到着です。山頂からは木の間から石裂山や尾出山、横根山などが望めます。この山、地形図だと針葉樹マークですが、実際は南から東面は自然林に覆われて明るい雰囲気でした。





山頂から南西に向かって標高差250m強を下っていきます。右は植林ですが左は雑木で割と明るい尾根です。木の間からお天気山やこれから向かう大高畑山、鳴蟲山が確認できました。


大鳥屋山の下りで振り返って。



標高660m付近で西から続いている破線が終わるところには大岩があり、右から巻きました。



岩場の上に上がってみると、右手に白髭山から大滝山、横根山の稜線が望めました。



標高630m付近で尾根がカーブしているところで尾根から離れ南へ下ります。比較的緩い斜面なので、どこからでも下って行けます。鞍部は東西に破線が描かれている場所で、いかにも峠っぽいところですが石祠等は見当たりませんでした。

鞍部から破線に沿って登りかえしていきます。この辺の岩には赤いペンキのラインが何箇所かつけられていました。



右側からの尾根と合流するところよりもやや下部が開けて見えたため、右へトラバースして様子を見に行ってみました。

すると、すばらしい展望地となっていました。石裂山方面。



横根山方面。



展望地を過ぎると、岩混じりの急登となりました。



699P手前には幅広の道型っぽいところが。



699Pは特に何もなく通過。その先で振り返ると大鳥屋山がどっしりと。



下りの傾斜が徐々に増してきて、落ち葉の下に岩が隠れていたりするので滑らないように注意です。でも今日もスパ靴なので安心です。



これから向かう大高畑山を捉えました。



鞍部まで下ったら、大高畑山まで約150mの登り返しです。ここの登りは単調でちょっと退屈でした。



大高畑山の山頂はどこがピークかわからず、何もないかと思ったら防食ネットに付けられたシャロームさんの山名板を発見。



山頂から北側は伐採後の植林地となっており、幼木が伸びてしまい残念ながら向こうの景色が見えそうで見えません。伐採のせいで日当たりがよく、ヤブっぽいので居心地はあまりよくありません。

山頂からは鹿ネット沿いに下っていきますが、ネット際はヤブで歩き難いのでやや右側のヤブがうすいところを選んで歩きました。



左にお天気山。先月苦労したキレットの部分も確認できます。



標高630m付近で尾根が3方向に分れるところは、方角を保って真ん中の尾根を進みます。



鞍部には破線が描かれていますが、それらしい道は確認できませんでした。少し登りかえすと南側が伐採跡地で隣の稜線がよく見えました。



590mピークから下ってほどなく、岩場の上に出たので左から巻いて下りました。



すると目の前に石灯篭が忽然と現れ、振り返った岩壁には祠もありました。



祠の中には毘沙門天だか不動明王だかの木像があり。



祠を過ぎると、間もなく尾根の両側下に舗装道路(林道・黄金沢線 地図に記載なし)が見えてきました。法面の先にはこれから向かう鳴蟲山がようやく近くなってきました。



このまま直進すると、擁壁の上に出てしまいそうな予感がしたため、早々に北側の安全そうなところから下ることにしました。

法面の上から眺めのいい場所がありました。後から調べると、もう少し尾根を忠実にたどっていれば更に展望のいい場所があったみたい。



振り返ってモヒカン刈りの大高畑山。



林道の峠に向かってしばらく舗装道路を歩いていくと、峠手前に赤い鉄梯子が立てかけられていました。遠回りせずとも、あそこから安全に降りられたようです。でも上からは見えなかったかも。



林道峠から鳴蟲山への尾根に取り付き、暗い植林地帯を緩やかに登っていきます。時々雑木が混じって前方に鳴蟲山が高く聳えているのが確認できます。



徐々に傾斜がきつくなりますが、危険というほどではありません。この辺でビニールに入った地図を拾いました。最近落とされた物だろうと思いますが、帰宅後処分させてもらいました。



急登を終え傾斜が緩くなると、見覚えのある石祠と三角点、山名板がある鳴蟲山山頂に到着です。頂上からの眺望はありませんが、明るく雰囲気のいいところなのでここでお昼休憩としました。



休憩を終え先へ進むこと1,2分でこの山のシンボル赤白鉄塔に着きます。ここで単独男性が休まれており、あいさつだけ交わします。無粋な鉄塔の下ではありますが、山頂よりも眺望には優れているので休憩するならこちらがいいでしょう。そう言えば、昔から高圧鉄塔の近くに住むと白血病の罹患率が高くなるという話があるけど、実際どうなんでしょう。鉄塔の近くを通る時、いつもその話を思い出します。



鉄塔の先で篠竹が刈り払われた回廊をくぐり、上久我と下大久保の分岐標示板のところは左の下大久保方面へ。そこからしばらくは巡視路を利用します。急斜面は丁寧に九十九折に道が付いていますが、直進できるところは適当にショートカットしていきます。



時折作業道が現れます。



伐採地の隙間から571.6m三角点峰。下の方から間断なく犬の鳴き声が聞こえてくるのが気になります。



この鉄塔からの眺望はなし。



三角点峰には150mほどの登り返しです。緩急と露岩帯を織り交ぜながら登って行きます。



左にずーっと羽賀場山を見ながら歩いてきましたが、ようやくかまど倉山も見えました。



山頂手前で尾根の中心はヤブっぽいですが、右から回避できます。



三角点峰にはRKさんと栃木山紀行さんの「(点名)上久我」の山名版があり。この時はじめてそんな名前があることを知りました。



三角点峰から東へ下って行くと、古い作業道があり、そちらの方が歩きやすそうなので利用しました。ちょうど鞍部に見張り役のハンターさんが座っていました。聞くと、自分が歩いてきた方面で鹿狩りをしているとのこと。やっぱりさっきの犬の声はそうだったのね。これから自分が向かう先ではやってないよと聞いて安心。



次の500m峰では、山頂部を囲うように明らかな堀切があり、帰ってから調べると、やはり金ヶ沢城という城の址だそうです。



あとは単調な植林を東へ下っていき、尾根の末端手前で藪がひどそうなので南へ降りました。



するとうまい具合に林道に降り立ち、すぐに県道280号に出ることができました。

画像中央の林道から出てきました。



県道を南へ150mほど歩いて朝デポしておいた原付に戻りました。まだ時間もあるので、一旦車を回収し、ここから二股山の尾根もつないでしまおうと思っていたのですが、ちょうどかあちゃんから呼び出しの連絡が入ってしまい、今日はここまでで終了としました。


本日の軌跡です。

この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平成24情使、 第617号)


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コメント

瀑泉

No title
大鳥屋山から上久我へのお歩き,お疲れ様でした!
ところで大鳥屋山,佐野のよりも此方の方が標高も高いし自然林も残っているんですネ。個人的には,佐野のは好きなんですが,酷いこき下ろされようで・・・此方はそんなことも無さそうですネ。
590mP先の石灯篭と木像は,チョット興味が湧きましたヨ。まぁ,気が向いたら確認させていただきますワ。
鳴蟲山から上久我は,懐かしく拝見しました。この辺りの読図は,中々,楽しかったのを覚えてますヨ。

きりんこ

No title
瀑泉さん、こんばんは。
佐野の大鳥屋山は、一等三角点が置かれているせいで過度な期待をされちゃうのでしょうね。こちらは栃百でもないし、マニアックな山の部類でしょうからその心配はないでしょう。
石灯篭と石祠は一見の価値ありと思いますが、中の木造は見た瞬間違和感がありましたよ。あにねこさんも書かれていますが、本来の祭神ではないだろうと思います。
瀑泉さんの記録は帰ってから見させていただきましたよ。すいぶん前に歩かれていたのですね。確かに読図は難しいところもなく、自分も楽しませてもらいましたよ。
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きりんこR

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