2016年3月20日 両の手山

翌日、ぐっちゃんとハードな山行を予定していたため、この日は軽く足馴しに歩くことにしました。せっかくなので前日光主脈の足跡つなぎをすすめることにし、県道14号線の日光・鹿沼市境〜両の手山〜六郎地山の手前までを歩いてきました。これで三ノ宿山〜六郎地山〜両の手山〜お天気山〜羽賀場山〜かまど倉〜深岩山〜岩山の足跡がつながりました。

2016年3月20日

県道14号峠(10:50)~八岡山(641.6三角点)(11:23)~両の手山(928.3三角点)(12:22)~954P(12:46)~896P(13:18)~871P(13:38)~川中島(14:14)


下山予定の川中島に原付をデポし、県道14号線の市境峠に移動途中、やたらと自転車に乗った人を目にします。3連休の中日だからなのか、あるいは当日、宇都宮クリテリウムが開催されたので、それと何か関係があるのでしょうか。急な上り坂を苦しそうな顔で自転車を漕ぐ姿を見ると、よくやるなぁと思いますが、傍から見れば自分も同じなのでしょう。峠で準備中も、自転車や車がひっきりなしに通り過ぎていきます。何度か通っている道ですが、こんなに利用されているとは思いませんでした。前回はこの峠からお天気山まで歩きましたが、今回はその反対側の、のっけから急傾斜の尾根に取り付く予定です。道路からも見えている伐採地の縁を歩くため、相当なダニがいると予想されます。ハッカ油を両脚と両腕に十分吹きかけてから歩き出しました。

切通からやや北寄りのカーブミラーのところから、篠竹のヤブを僅かに漕いで植林の急斜面を登っていきます。少し登るとすぐに左側に防食ネットが現れ、これに沿って登っていきます。画像のピークが八岡山で、山頂までずっとこれが続きます。ネットの向こう側の幼木は結構育ってしまい、眺望はほとんどありません。ネットのすぐ脇は藪が濃くて歩き難いですが、2,3メートル離れたところに獣道があり、比較的歩きやすいです。しかし、予想はしていましたがダニの数が半端ないです。ハッカ油が効いていないのか、払い除けても数メートル歩くと5匹くらいくっついてきます。払ってもキリがないですが、どうしても気になって歩くペースが落ちてしまいます。



標高550mくらいから、かなりの急登になりました。その分後ろの眺望が良く、お天気山や笹目倉山を眺めながら、休み休み登っていきます。この辺は意外と土が滑りやすいので、下りでは使いたくないですね。



八岡山頂手前に好展望地があり、鳴蟲山やお天気山方面が見渡せました。生憎の曇りですが、天気予報では晴れのはずだったのになぁ。



お天気山



八岡山(641.6三角点)に着きました。山頂にはワイヤーやゴミが散乱していましたが、三角点は見つかりませんした。



八岡山からは、やっとヤブとダニから解放され気分よく歩けるようになりました。左側は自然林が多くなり、雰囲気も明るくなりました。



780m級のピークから、両の手山が見えてきました。



市境尾根が西に屈曲するところにはトタン板やワイヤー等が散乱していました。迷いやすいポイントですが、進むべき方向にテープ類もたくさん付いているので、それに従いました。



時折あの顕著なピークがチラチラ見えて気になります。この後歩くのだろうと思っていましたが、帰ってからカシミールで調べたところ、954Pの東側の900m級ピークでした。次にこの山域に来ることがあれば、あそこは歩いてみたいですね。




696Pの手前で北側が伐採されており、鶏鳴山と笹目倉山が望めました。今日一番の眺望です。



鞍部で比較的きれいな作業同と合流しました。ちょうどお昼の時間で、小来川の方から時報の音楽が聞こえてきます。お腹がすきましたが、ここでお昼にするのもなんなので、両の手山の山頂まで我慢しましょう。



作業道を1分ほど歩くと道は尾根の両側に分かれてしまうため、作業道から離れて中央の尾根に進みます。ここから両の手山まで250mの登りでで、しばらく急な登りが続きます。



山頂まで何もなく行けるかと思ったら、大岩が尾根の真ん中を塞いでいました。岩の隙間から直登できそうでしたが、今日は無理をしないと心に決めてきたので左側から巻きました。でもこれは失敗で、かなり下まで追いやられてしまいました。巻くなら右が正解です。



大岩を過ぎるとあとは問題となるところはなく、最後は岩混じりになって、



三等三角点のある両の手山に到着しました。RKさんの山名板は一度落ちてしまったようで、青いテープの隙間に挟まれていました。この他、どこかの山岳会の白い杭が倒れていました。ここで、20分遅れのお昼にしようと、ザックの中からコンビニで買った食糧を探すも見つかりません。どうやら車に忘れてきたみたい。ガクッ。さらに追い打ちをかけるように雨がポツポツ落ちてくるし。(´_ _`)シュン



なんだか元気がなくなってしまいましたが、雨が強くなる前にできるだけ歩くことにしましょう。次の目標である954Pを目指します。



黙々と歩いて、あっという間に954Pの直下まできました。最後は岩っぽい急登ですが、特別問題はありません。



保安林の看板がある954Pに到着しました。いつの間にか雨はやんでくれたので助かりました。ここから北西へ下るのですが、東に続く尾根の様子が気になったので少し覗いてみると、そちらの尾根にも保安林の看板がありました。もしかすると、このピークへ来るには、元々は東尾根が一般的だったのかもしれませんね。



では、予定通り北西の尾根を下ります。北側は絶壁で、地形図以上に急に感じます。落ちたらただではすみませんから、慎重に進みます。この一帯にはイワウチワの群落があり、花の時期は見事だろうと思います。



六郎地山や大木戸山、右奥には霧降の丸山も確認できました。晴れていれば男体山も見えるのでしょうね。



画像だと分かり難いですが、かなりの傾斜です。両側が崖じゃなければ何でもないところですが、両側とも数十メートル以上の高さがあるので、足が竦んでしまいます。しかも岩や草が雨で濡れているのでさらに慎重を要します。ただ、低い姿勢になって手も地面に着きながら降りていくと怖さもなく降りられました。



下から見るとこんな感じです。何でもなさそうですが、木の根っこで足を滑らせてスッテンとなると、最悪の事態もありえます。今回ロープは出しませんでしたが、10mロープがあれば安心でしょう。もちろん、登りなら問題ないでしょう。



一旦なだらかになりましたが、すぐに第2の危険個所が現れました。ここもロープは出さず、木の根っこを慎重に選びながらゆっくりと降りました。



下から振り返って。ロープを使うなら10mで足りるでしょう。ここも、登りなら問題ないと思います。



安全地帯まで降りて954Pを振り返ると、東尾根も結構急ですね。



やっと緊張感から解放されると、日差しも出てきました。



一瞬、作業道と平行しました。



北西から西に向きが変わると、馬の背の岩場が登場しました。今度は足場も安定しており、高さもあまりないので写真ほど怖さはありません。



馬の背を過ぎればもう危険個所はなく、平和な尾根です。



896Pの直下は露岩の急登です。鹿道が左へ向かっていたので、それをたどって左から巻くことにしました。



鹿道を利用して南西尾根から回り込むように896Pに上がりました。鳥獣保護区の看板が横たわっていました。君は守ってもらえなかったんだね。



鞍部に降りるとまた作業道が現れました。歩きやすいので、これを2分ほど辿ると行き止まりとなり、尾根に戻りました。



847Pの次の鞍部でバラバラに壊れた石祠。文字は読み取れず。



植林の中の松が、ここは俺たちの棲家だと威圧しているかのよう。



871Pは黒木に覆われ眺望ないため素通り。



871Pの西隣のピークは最後が急なので鹿道を辿って北から巻こうとしたら、かなり遠回りになりそうだったので、結局急斜面をよじ登ることになってしまいました。この瞬間、三ノ宿山から岩山までの足跡がつながり、今日の課題は達成です。



あとは、夕日岳からの周回で使ったことのある南西尾根で川中島へ降ります。一度歩いているので、どこが歩きやすいかも覚えており、スムーズに歩くことができました。



伐採地より、左側がさきほど通過した896Pで、右側はその南西尾根にある860m級ピークです。また気になるところが増えちゃいました。



最後は西へ向きを変えるのが少し早かったみたいで、とんでもない倒木地帯を無理やり降りてしまいました。



最後は泥だらけになりながら、道路に着きました。



川沿いに止めた原付で峠に戻ります。



両の手地区より、今日歩いた稜線を見る。麓では梅の花が盛りでした。



今回は、最初のダニには辟易しましたが、954Pから先の急斜面では適度な緊張感が味わえ、それなりに楽しむことができました。最初から展望は期待していませんでしたが、何ヶ所か景色のいいところがあり、次は晴れた時に歩いてみたいと思いました。原付を運転中も少し雨に降られましたが、山歩きにほとんど支障はなかったので、よしとしましょう。車に戻り、コンビニで買った食糧をたいらげ、帰途につきました。もちろん花粉もたらふく摂取したので、帰宅後辛い思いをしたのは言うまでもありません。

本日の軌跡です

この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平成24情使、 第617号)






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コメント

ふみふみぃ

No title
どちらの山に行かれたのかと思っておりましたが六郎地山の南方でしたか。私は六郎地山を歩いてから、ですが参考にさせていただきます。
自転車や原付を利用しないで周回を考えると中々難しそうですがその分面白みがあります。954地点の東峰はコースに組み込みたいところですが860m級ピークの形も気になりますね。
私は今まで歩いていてダニに気づけたことがありません。ズボンの記事がツルツルだからでしょうか。虫刺されはたまにあるのですが。

きりんこ

No title
ふみふみぃさん、こんばんは。
そんなわけで、日光鹿沼境の山というのは、地図に名前のない両の手山だったのですよ。今は主脈踏破を最優先しているので、どうしてもありきたりなルートになっていますが、枝尾根にも惹かれるところがたくさんありますね。主脈踏破がひと段落したら、私も気になった枝尾根を少しずつ歩いていきたいなぁと思っています。
以前から私はダニに好かれるんですよ。ズボンを変えても、合羽を履いてもくっついてきます。まぁ、くっつく場所は決まっているので、数分おきにそこだけチェックすれば対処できているんですけどね。ダニに噛まれるのだけは、あとが面倒ですからふみふみぃさんもお気を付けください。

サクラマス

No title
こんな山もあるのですね。無知な私は全く知りませんでした。見ただけでもダニの住処のような感じで敬遠したいです。これだけは感染症は怖いので藪は避けたいとこです。

きりんこ

No title
サクラマスさん、こんばんは。
いえいえ、かなりマニアックな山ですから、一般にはあまり知られていないですよね。でも適度にスリルがあて、自分には十分楽しめる山でした♪
見た目通りにダニ天国でしたよ。自分も何度か痛い目を見ているので過敏になっているのですが、登山道以外のところを歩くと、どうしても避けられないんですよねぇ。

nor*****

No title
きりんこさん こんばんは。八岡山はやはり三角点見つかりませんでしたか。私も見つけられませんでした。点の記だとちゃんとあるように書いてあるのですが。両の手山のRKは私が行った時も落ちていて,巻いてあったビニールひもに差し込んだ記憶があるような。私はきりんこさんと逆歩きだったような。ああいう地味な尾根歩きは私は好きですね。

きりんこ

No title
ノラさん、おはようございます。
八岡山の三角点、ノラさんはじめ皆さまの記録でも見つからなかったというので、期待はしていませんでしたがやはりありませんでした。恐らく亡失してしまったのでしょうねぇ。RK山名板、ノラさんが歩かれてから9年経ちますが、あんな状態でも健在でしたよ。帰ってから知りましたが、今回気になった896Pの南西尾根、ノラさんは歩かれたのですね。次はあそこを絡めてみたいと思っております。

瀑泉

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両の手山は,ふみふみぃさんに同じくで,自分も六郎地山を歩いてからですかネ。
それにしても,この界隈のダニに好かれてますネ(笑)。さすがに,きりんこさんほど歩いてはいませんが,それでも夕日岳界隈でダニに付かれた試しは一度も無いですケドね。
しかし,此れだけ歩いて足慣らし。で,翌日,男鹿岳とは(驚)・・・おそれいりました。

きりんこ

No title
瀑泉さん、おはようございます。
両の手山自体は特徴のない山ですが、954Pの北側あたりはほどよいスリルで瀑泉さんにも楽しんでいただけるかと思います。
ダニ対策はそれなりにしてるんですけどねぇ。とりあえずはくっつかれても、咬まれないようにはなりました。
これだけ歩いたといっても、原付を利用して実質3時間ちょっとの歩きですから、それほどのことでもないでしょう。
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きりんこR

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