2016年10月16日 太郎山・小真名子山・大真名子山~日光修験夏峯を辿って~(その1)

 朝寝坊により(それでも2時半には起きたのだが)枯木山をあきらめ、5年くらい前からストックに入れていた日光修験の道を歩くことにした。寒沢宿を起点として、そこから太郎山、小真名子山、大真名子山へとつながる3つの修験道を1日で歩くという内容。計画当時は時間がどれくらいかかるかわからず、そのせいもあって先延ばし続けていたところがあった。太郎山から寒沢宿までのコースは、烏ヶ森さんやぶなじろうさん、たそがれさんの記録を見ていたのでだいたいのイメージはできていたのだが、今年になってヤマレコでshige-ponさんが寒沢宿から小真名子山、別の日に寒沢宿から大真名子山に登った記録を公表されたことで、その記録を参考におおよその時間の目処がつき、全行程で12時間もあれば歩けるだろうと見積もっていた。起きた時間的にちょうどよさそうなので、この案を実行することにした。帰る頃、ちょうどいろは坂の渋滞にぶつかってしまうとは思いつつも、その時は適当に時間をつぶしてゆっくり帰ればいいでしょう。

 4時半過ぎに梵字飯場跡駐車場に到着。土日と好天だし、志津小屋泊まりの人の車があるだろうと思ったが、車は1台もなし。満月を過ぎた月は西に傾き、南天にはオリオン座が瞬いている。気温はマイナス2℃まで冷え込んでいて寒い。歩き出せば暑くなるだろうが、それまで寒いので防寒シャツとカッパの上下を着て、4:48電動自転車で出発。と同時に後から車が1台駐車場に入ってきた。最初のヘアピンカーブを過ぎたところの急坂は電動自転車でもきつかった。立ち漕ぎの連続で、いきなり心臓バクバクだ。帰り楽するためにがんばろう。


5:06、太郎山新薙登山口に到着。自転車を降りると、まだ歩いてないのに足がふらふらしている。少し休憩し、呼吸を整え5:11歩行開始。まだ暗いが、一般登山道なので、ヘッドライトで問題なし。




登山道脇のシャクナゲさんに寝起きドッキリをしかけてみたが、反応はクールだった。あまり寝ていないせいか、足が重い。今日も長丁場なので、バテないようゆっくり進む。





男体山方向の雲が焼けてきた。そろそろ日の出か。暑くなってきたのでカッパを脱いで、速乾シャツに着替える。





小真名子山の肩というか耳あたりからご来光




バナナを食いながらしばらく撮影。最近、山でバナナを1房食うのが定番になっている。中禅寺湖にはけあらしが立っているのが見える。これで紅葉ピークだったら、千手ヶ浜あたりでいい写真が撮れただろうが。





フジヤマも見えた。なんかラッキー。





こっちにも陽が当たってあったかい。それにしてもいい天気だ。この辺は急登で、ロープや木の根を頼りによじ登った。こんなにたいへんだったっけ。





新薙。横断地点はもっと上。





霜柱。やっぱり寒いよね。





新薙を横断しながら。





お花畑も霜で真っ白。




阿弥陀如来立像。手を合わせる。




6:50、太郎山頂に到着。当然本日一番乗り。この先しばらく展望は期待できないため、のんびり撮影。






帝釈山地方面





越後の山々もクッキリだ。





ここからはお遊び。会津駒の駒の小屋を捉えた。白いのは小屋横のトイレでしょう。





燧ヶ岳





足尾の盟主様。あの右端の急登はきつかったなぁ。





フジヤマ





白根山





山頂部をアップで。山名板は確認できるが、山頂に人はいないみたい。





結局山頂に25分ものんびりしてしまった。そろそろ今日の目的に移らなくては。ロープをまたいで東へ向かう。標高2300mくらいまでは、以前高山2峰に行ったときと同じところを歩く。ヤブは薄く、踏み跡も錯綜している。





標高2300mあたりから針葉樹ヤブが少々煩わしい斜面を下っていき、標高2200m付近で右手に薙の存在を感じ、そちらへ移動。修験道はこの薙の左岸に続いているのだが、薙の方が歩きやすいので、しばらくズルをして薙の中を歩くことにした。





振り返れば青すぎる。





徐々に傾斜が増してきたようだ。





こんな感じのところを降りてきた。岩の上は溶岩床なのでフリクションはよく効くが、砂の上はズルッとして何度も転びそうになる。




標高2130mあたりで、とうとう行き詰った。そろそろ、左岸尾根の修験道探索に戻ろう。




針葉樹の密ヤブを潜り抜けると、踏み跡らしいものがあるようなないような。踏み跡かと思って追っていくとあらぬ方向に向かっていたり。なるべく踏み跡に惑わされないよう、できるだけ方向を維持して歩くようにした。そういえば、たそがれさんの記事でいくつか標石があったと記されていたが、まったく見なかった。後からたそがれさんの記事を読み返すと、もっと標高が上だったようだ。





標高2040mで薙の二俣の真ん中に出てしまった。確かぶなじろうさんの記事で出てきたところだな。向かって左の薙のまだ最上部にいるので、平らなところを選んで左へ巻いた。





薙の近くは、たいてい景色がいい。




その後も踏み跡があったりなかったり。池田氏の書によると地蔵石というのがあるはずだが、今日のコースは急きょ決めてでかけてきたため、どの辺にあるのか予習してこなかった。後から書を見ると、標高2000m付近とあるが、まったく気づかなかった。




標高1950mあたりから古い切株が連続するようになり、それに沿って踏み跡も続いていた。踏み跡が修験道跡なのか、森林伐採用なのかはわからない。





徐々に踏み跡が濃くなってきたが、方向がおかしい。これは大事沢のほうへ向かっているようだ。現在地がわからなくなってしまったため、GPSをカンニングすると、寒沢宿より北西に100mほどの位置だった。軌道修正し、寒沢宿を目指す。





苔むした平地に明瞭な踏み跡。なんか見たことある。





右を向くと、石仏と祠が風景に溶け込んでいた。8:18、寒沢宿到着。




その2へ続きます。
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きりんこR

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