2016年10月16日 太郎山・小真名子山・大真名子山~日光修験夏峯を辿って~(その2)

太郎山から寒沢宿へ降りてきた続きです。


寒沢宿を後にして、踏み跡を探しながら東の方へ向かう。ここから先は、おそらく踏み跡を完全に追うことは不可能で、地形図で読み取れない沢筋が多いことも予想される。それでいて長丁場の予定なので、できるだけルーファンに時間をかけたくない。ということで、GPSにはshige-ponさんの軌跡を入力してきており、なりふり構わぬ歩きと割り切っている。所詮、その程度の実力だし。




それでもはじめのうちはたいしたヤブもないので、道型を探しながら方角を保ちつつ歩いていける。ただしその道型が至る所にあり、また古い切株も至る所にあるので、修験道と杣道の区別がつかない。




この辺は森林伐採用の道だろうと思って辿っていくと、




標高1930m付近で広場に出た。古い板切れやワイヤー等が放置されている。ここにも飯場跡か何かがあったのだろう。




広場から先、旧栗山村・日光市の境界(おそらく修験道と一致)はもう少し東へ進んだところから2034Pの北側を回り込むようにして2034Pへ登っているのであるが、その東の方を見ると針葉樹ヤブが密になっていて遠慮願いたい雰囲気。GPSをチラ見すると、Shige-ponさんもショートカットするように沢を跨いで2034Pの北尾根に向かわれたようだ。自分もそれに倣おう。沢を超えるところはシラビソ幼木の密藪で、陽も差し込まずに薄暗い。結局はどこも同じか。諦めて密藪に途中し、全身シラビソの葉と枝まみれになりながら少し我慢すると密藪帯は脱出した。しかしその後もシラビソの張り出した枝や倒木が煩わしく、快適とは程遠い。




2034Pの北尾根に乗ると、傾斜がきつくなるが藪が薄く天国のよう。




標高1980m付近で岩場に突き当たった。右から簡単に巻けるのだが、そっちは藪っぽいので直登してみた。





すると、少し開けた空間にさびたワイヤーがあり





好展望地となっていた。さっき降りてきた寒沢薙とその左岸の様子もよく見える。





2066Pと高山2峰に続く稜線





本来予定していた枯木山が見えた。





帝釈山





展望地から先で尾根が狭くなると、いよいよお出ましになった。しかもやけに威圧的だ。朝の寝起きドッキリがシャクにさわったのかな。




しかし根はやさしいのだ。必ず逃げ道が用意してある。




この先でも古い切株が目につく。




はっきりとした踏み跡もあった。




9:12、何もない2034Pに到着。あまり居心地はよくない。




東へ向きを変えて鞍部を目指す。踏み跡は確認できず。




鞍部。ここからは東南東に登るだけ。ちょうど太陽の方角なので方角を維持しやすい。




時折、明瞭な踏み跡が現れる。




しかし藪と倒木に悩まされるのが大半である。




久しぶりに遠くの山が見えた。




足元は少しマシになってきたか。しかし傾斜は強くなってきたようだ。標高2100m付近から右側に岩場のようなものが見えている。今回、ここが最も警戒していた場所だろう。ふーせんさんとFM大野さんが岩場で苦労された記事を読み、ずっと二の足を踏んでいたのである。しかしその後左から簡単に巻けるという情報を得ていたし、shige-ponさんも左から特に困難もなく巻かれたようなので、岩場に近付きすぎないよう、左側の様子もうかがいながら登っていく。




標高2200m付近で、岩尾根のほうに吸い寄せられてしまった。完全に垂直でとてもじゃないが直登は無理。




安全な場所まで左へ大きく回り込むことにする。




急だけどこの辺からなら左ななめに行けば岩場を回避できそうなのでよじ登った。実際は画像ほど急には感じなかったと思うが、もっと遠回りすればさらに安全だろう。




特に身の危険を感じず、岩場の上に巻き上がることに成功した。この先、もう難所はないはず。少し稜線を戻ってみたが、尾根の真ん中は左右が完全に切れ落ちている。




尾根が狭いところがお好みのようだ。しかしそれもわずかの距離。




広めの道が出現。




そしていい雰囲気の踏み跡。




木の杭があり、




乙四九の標石あり、




膝丈くらいのシャクナゲさんの中を登っていくと、





展望のいいところがあった。
















そのまま適当にシャクナゲさんをかわしながら登っていくと、すぐに巨大反射板の立つ小真名子山山頂に到着した(10:38)。





帝釈山、女峰山方面の展望がよろしい。




女峰山頂をアップで。7人くらいいるのかな。




時間的に順調なので、山頂でのんびり休憩と撮影を楽しんだ。













その3に続きます。
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コメント

ぐっちゃん

No title
以前からの懸案、とうとう行かれたのですね。
自分も富士見峠からの修験道跡を探そうと思ったことがありましたがそのままで忘れていました。
なるほどそんな具合ですか?途切れ途切れに旧作業道がけっこうあるんですね。いい加減な私だと五感をフル活用しても修験道は見つからなそうです・・・この続きが楽しみです。

きりんこ

No title
ぐっちゃん、こんばんは。
そうですね、だいぶ前からの懸案でしたから、とうとうという感じですね。ただ、結果はこんな感じで、なんにもないコースでしたよ。続きもアップしましたけど、そっちもなんにもありませんでした。このコースは五感だけだと厳しいでしょうね。尾根といっても斜面のようなところが多いし、地図に表わされない沢筋もあるし。富士見峠から寒沢宿の道は、ご都合があえばご一緒してください。一人だと気が滅入りそうで(笑)。何か石仏でも発見してやりましょうよ。
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きりんこR

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