2017年3月9日 塩谷町の名もない山歩き

2017年3月9日(木)
天気:晴れ
メンバー:単独
コース:東古屋湖(10:10)=自転車=尾根取付き(10:23)~573P(79号鉄塔)(11:09~11:23)~645P(12:04)~795P(12:42)~829P(13:17)~891.4m三角点(13:52-14:03)~688.7三角点(14:24)駐車地(14:59)


 雪山が続いたので今度は土の上を歩こうと思いつつも、低山は花粉も飛び始めたし長時間歩きはしたくない。南よりは北へ行った方がまだ花粉が少ないかもしれないという根拠のない推測から、高原山の南側あたりの山を歩くことにした。以前かぁちゃんとランチに行った高原山麓の「風だより」の窓から見えた尾根が、自然林主体で雰囲気がよさそうで気になっていた。葉の落ちたこの時期であれば、高原山を間近に眺めながら長閑な稜線歩きができるのではないかと期待していた。名のある山がひとつもないのだが、短時間で周回もできそうだし、他に行先も思いつかないのでこの尾根を歩いてみることにしよう。
 9時に自宅を出て途中コンビニに寄って東古屋湖へ向かう。東古屋湖は3月3日に釣りが解禁になったばかりのため、平日でもたくさんの釣り人でにぎわっている。下山予定の尾根末端の様子を確認してから適当なところに車をとめ、準備。花粉はまだ大丈夫かなという考えは甘かったようで、杉も檜も真っ赤っ赤に染まっている。ここまで来て行先を変更するつもりもないので、マスクをして10時10分自転車で出発。




舗装道路を3Kmほど走行したところで未舗装林道へ左折。入り口の表示板には大名沢林道と書かれていた。この林道は現役らしく、荒れていないので自転車でも快適に緩やかに登っていく。この路面であれば車で回収にくるのにも気を遣わずにすみそうだ。




尾根の取りつき地点はこの林道の途中どこからでもよかったのではあるが、地図を見ていて送電線が平行していたため、前半は鉄塔巡視路があるのではないかと期待していた。林道を約1Km走行したところですぐ右手に鉄塔があり、傍らに鉄塔を示す支柱と鉄塔に向かう道路が折り返していた。とりあえず、この鉄塔の下へ行けば、次の鉄塔に続く巡視路があることを期待してここを出発地とした。




鉄塔




鉄塔の下へ行き、周囲の篠竹藪を観察。少しわかりづらいが、よく見ると藪が薄い箇所があり、とりあえずそこから数メートルの篠竹藪を潜って植林の中に入るとあっけなく明瞭な巡視路を発見。想定通り、この巡視路を利用することにする。




今回のメインは東荒川ダム南側の尾根なので、前半戦はルーファンも眺望も最初から期待していない。黙々と歩く。因みに今回は距離もたいしたことないので足元はスパ長を選択した。緩やかな登りが続くも、すぐに息苦しくなってマスクを外した。途端に喉の奥が張り付く感覚になり、鼻水も垂れてきた。もうあきらめるしかない。




458.4m三角点手前のピークに81号鉄塔あり。ここから一層明瞭な巡視路と合流した。









巡視路は458.4m三角点ピークの西側を巻いていた。ピークはすぐ近くだが、ヤブめいているし面倒なのでスルーした。




三角点の北で広大な伐採地に飛び出した。右下には県道も見えているから、東側からであれば簡単にここまでこられそうだ。とりあえず左に見えている80号鉄塔を目指し適当に作業道を選びつつ進む。植林された杉の幼木が真っ赤になっているけど、花粉の出ない木にしてほしいのだが。




80号鉄塔より振り返って。向こうの尾根も気になるが、この程度の尾根が気になりだしたらきりがないな。




引き続き、迷いようがない巡視路。




573Pへの登りは地形図通りの急傾斜。直登しても危険というほどではないが、きついのは確か。




左を見ると、やはり巻道があり。九十九折の踏み跡にピンクテープまで。無駄な体力は使いたくないので当然こちらを利用。




息を切らすこともなくあっけなく稜線に出た。せっかくなので鉄塔によっていこう。



少し南へ移動するとプレートが落ちた79号鉄塔があり、周囲は伐採されて好展望地となっていた。せっかくなので休憩しながら周りの景色を楽しむことにする。雲は多めだが、筑波山や日光連山、那須岳等も望めた。こんなに眺望のいいところがあるとは知らなかったが、今度はここに景色を眺めにくるだけでもよさそうだ。東から簡単に来られるし。




那須連山(白笹山、茶臼岳、黒尾谷岳)





右が男体山、中央に半月山、左に夕日岳




鉄塔から先も明瞭な踏み跡は続く。何かタイヤの跡のようなものもあり。この先に林道でもありそうな予感。




やはり。地図にも描かれている、というか、さっき自転車で走った林道の延長に出た。少しだけこれを辿ったが、きれいな林道は右へ逸れていってしまった。方向的には左の細い作業道が正しいので、この分岐を左へ進む。




やがて古い作業道はうやむやになり、適当に植林の中を進むと道が折り返してきて本当の終点となった。適当に斜面を登るが、結構急だし張り出した枝が煩わしい。




急登を登りきると自然林となった。




正面に高原山が望めるようになった。すっきりと見渡せるわけではないが、葉のないこの時期だからこその景色だろう。




しばらくははっきりとした尾根型を進む。右側が植林ということもあり、人の手が入った痕跡も多くあり、踏み跡も明瞭。植林一辺倒と思っていたのでうれしい誤算。651.7m三角点は気が付かず通過。




左にこれから歩く尾根。あそこが今回の目的。




男体山に女峰山




いい雰囲気なんだけど、薬莢がいくつも落ちていた。まぁ、狩猟期は終わっているから大丈夫だろう。たぶん。




645Pの手前あたり









東荒川ダムを見下ろせる位置まできた。ここからが今日のお楽しみだ。




小さなアップダウンを繰り返しつつ、徐々に高度を上げていく。引き続きヤブはなく、踏み跡も明瞭。標石や見出表なども目にする。それから黄色いテープが1種類だけ散見された。




さっきからずっと右手に高原山を見ながら歩いているが、樹間からチラチラ見えるだけで、スッキリ見渡せるところがない。チラリズムも悪くはないが、ジラされ続けるとだんだんモヤモヤしてきた。




尾根自体は、麓から見た印象通り、自然林で雰囲気はよろしい。急なところもない平和な尾根だ。まぁ、及第点だろう。ただ、風がまともに当たるので寒い。鼻水がポタポタ垂れているのは寒いせいなのかそれとも花粉のせいなのか。陽の当たらない斜面は凍結しているところもあるがスパ長なので不安はない。




一か所だけ、樹木が疎らになっているところを発見。ようやくのモロリズムだ。高原山の全景なんて麓からでも見れるのに、なぜかうれしくて写真を撮りまくった。




あるべきものがない。鳥獣保護区なのか保安林なのかわからないが、まさか、不届き者が無かったことにしたのではあるまいな。




下山予定の分岐まできたが、このまま下山では物足りないので、別に興味があるわけではないけど三角点まで往復することにする。分岐の先で伐採地。




干支の山、鶏岳と鶏鳴山が並んでいた。




古賀志山、篠井連峰方面




左下から作業道が上がってきて尾根と並行している。尾根上もヤブというほどではないが小枝がうるさいところがあったりするので、そのようなところは作業道を歩く。




最後は尾根から作業道が離れていくので尾根に戻ってひと登りで三角点に到着。RKさんの標高板もあった。




北西側が自然林で樹間越しに日光連山や県境方面の山が見えたが、あの白い山はどの辺の山かよくわからない。方角的に枯木山かな?と思ったらやはりそうだった。



適当に撮影をしたら途中まで戻って予定尾根を下ることにする。後から思えば、もう少し先へ進んで503.0m三角点経由で下山すればよかったが、このときはそんな考えが及ばなかった。

分岐まで戻り、植林の尾根を下る。引き続きよく手入れされていて歩きやすい。この尾根にも黄色いテープが付けられていた。その他、ピンクテープがあちこちにあったが、あれは林業用の目印だろう。




下のほうからチェーンソーの音が聞こえ、徐々に近付いていく。




ほどなく、伐採進行中の広場に飛び出た。姿は見えないが、この下あたりで伐採作業をしているのだろう。




伐採地より南側。正面の尾根もそのうち歩くつもり。そのうちね。





作業道の末端付近を横切ってそのまま尾根を下っていく。




朝偵察したとき、尾根の末端は急に見えたのと、左に降りればさっきの伐採地に続く林道に降りられることはわかっているため、左側の傾斜がゆるいとことろから適当に降りることにした。





特に問題なく林道へ降りた。今更ながらマスクをしてこの林道を歩く。




東古屋湖の北側の舗装道路に合流し、すぐに駐車地に帰着。



着ていた服をバサバサして花粉を落としたりして帰り支度をしていると、「捕れましたか?」とおじさんに声をかけられる。長時間同じところに車をとめていたので釣りだと思われたらしい。いや、釣りじゃなくてそこらへん歩いていましたと答えると、へぇ、すごいですねと言って踵を返して去っていった。こんな趣味、どうせ理解できないだろうね。この日、花粉を浴びながら歩いたのは間違いなく、帰宅後それなりに症状は悪化したが、恐れていたほどではなく、夜も寝付けないということはなかった。短時間に制限すればまだどうにか低山歩きも続けられるかな。




この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び基盤地図情報を使用した。(承認番号 平成24情使、 第617号)
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コメント

ふみふみぃ

No title
塩谷の名もなき地味尾根に行ったとコメントされたのでまさか私の想定と被っていないかと思ったら本当にこことは。きりんこさんは気が合いますね(笑)。
やんちゃおやじさんが塩谷の三角点を歩かれた記録を書かれているのを見て興味を持ち688.7三角点から891.4三角点に向かいどこかで雪の高原山を見られないものかと思ってました。おかげさまで高原山が見えるスポットもわかりましたよ。仰る通り麓から見ればいいのについ地味尾根から見たくなるんですよね(笑)。
しかしやはり薬きょうとか転がってるんですね。禁猟区じゃないし狩猟期はやめておこうと自重していて正解でした。ほとぼりが冷めたころに別ルートでこの辺り歩いてみますよ。
きりんこさんも南側の尾根はそのうち、と言った感じですか。鶏岳の北側や塩谷・日光の境の尾根などこの辺りYoshiさんの記録ぐらいしか歩かれた記録が見当たらないので適当に歩こうかと思っています。暖かいとヒルが出るし春先は花粉、秋になると気づけば狩猟期といつ歩けるか不明ですがそのうち、ですね(笑)。

きりんこ

No title
ふみふみぃさん、こんにちは。
ふみふみぃさんも塩谷へ行くと書かれていたので、もし被っていたらふみふみぃさんの計画に影響が出るだろうと思い、あえて週明けに記録をアップしました。結果的には他へ行かれたようですが、なんとなく、考えているところは同じかなとは思っていましたよ。ふみふみぃさんだったらどんなルートどりをするか密かに楽しみにしていたんですけどねぇ。
この辺り、名のある山がないので、三角点の標高で検索するとひっかかるのはやんちゃオヤジさんの記録くらいですね。自分は三角点にはあまり興味がないので、3つも素通りしてしまいました。今回歩いたコースはヤブも危ういところも皆無なので、気楽に歩けますが狩猟期は怖いですね。結果的には一番いい時期に歩けたのかなと思いました。この程度の尾根に興味を持ち始めるとキリがないので、ほんと、そのうちですね。
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きりんこR

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