スルノ沢(下降)

県境を少しだけ三俣山方面に向かい、標高1740m付近からスルノ沢へと下降を開始(7:45)。スルノ沢についての詳細なWeb記録は見当たらず、あのひろたさんも遡行しそびれたようである。岡田氏と増田氏の書によると、両者とも素晴らしいナメが続くと絶賛されており、かなり期待していたのだが。。。

(県境尾根)




はじめは急な土の斜面のため、念のため沢靴(フェルト)にチェーンスパイクを装着し、ダブルストックで下降していく。




すぐに沢型になり、一気に標高を下げていくと、下降開始から5分くらいで水がチョロチョロ。でもここの水はあまり飲みたくない。




徐々にナメ床が見え隠れするように。美しいナメに早く会いたい一心で、つい急ぎ足になってしまう。




と思ったらまた水がなくなるを何度か繰り返す。滝がないので下降は捗る。










標高1540m付近で左岸からガレ沢を合わせる。傾斜が緩んできたのでチェーンスパイクをはずす。





少し水量が増え、ナメも多くなってくる。





振り返ると、まぁそれなりに見栄えのするナメ滝。落差は6m程度で、水流を簡単にクライムダウン。




8:15、標高1420mで顕著な二俣。ここは左から降りてきた。なんだか荒れてきたなぁ。ここまで標高差300mを30分で降りてきちゃったけど、このまま終わってしまうのではないか不安になってきた。





まだゴーロが主体。




そろそろハイライトか?と期待をすると、中途半端に土砂や流木が邪魔をしてガッカリさせられるを何度も繰り返す。





小滝を交えるも、なんとなく残念な感じ。滝はすべて簡単に下れる。











徐々にいい感じになってきたように思うが、期待が大きすぎたのか、感動は薄い。











写真だと結構急に見えるがまったく問題なく下降している。






















本当にこのまま平凡な沢で終わってしまいそうなので、本日の目的のひとつである生態調査をはじめる。20分ほど竿を出したが、釣果は内緒(笑)




ふと左岸を見上げると、水がポタポタと垂れる崖があり。冬には立派な氷壁になりそうだが、その時期にここへ来られるわけない。




引き続き、平凡な沢が続く。どうやら、岡田氏や増田氏がきたときと比べ、土砂や流木でナメが隠されてしまったようだとようやく気付く。もうガッカリしたくないので、期待は持たないことにした。





あきらめたと思うと、今頃になっていい感じになってきた(画像だと変化がわからないと思うが)。しかし日が差してきて、写真的には難しい条件に。なのでデジイチを出すことは一度もなかった。数日前までは曇りの予報だったので、撮影にはちょうどいいだろうと思っていたのに、徐々に予報がいい方へ変わってしまった。ぜいたくを言うようだが、写真撮りにとって沢は曇ってくれた方がありがたいのだ。もちろん、ただ歩く分には晴れた方が気分がいいので、そこは割り切ることにする。




ようやくナメ床が連続し、ゴーロを見なくなった。ただ、前方から沢の音が聞こえるので三俣沢本流との合流点はすぐそこのようだ。























予想通り、下に本流が見えてきた。最後は20mナメ滝を歩きやすいところを適当に下る。





9:40、本流に到着。本流は圧倒的に水量が多い。途中釣りをしながらも、県境から2時間ちょうどだった。





少し休みながら、せっかくなので三脚を出して20mナメ滝を撮影する。




結果的に、スルノ沢は本流との出合から100mくらいが、現状ではナメのハイライトということになるようだ。顕著な滝もなく、ロープを出すようなところもない。フェルト靴で全く問題なかったが、そもそも平凡な沢なのでハイパーVでもスパ長でもいけそうな気がする。下降向きの初級の沢といえるだろう。

(続く)
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コメント

みー猫

No title
こんばんわ。
やはり、この付近のナメは大雨の際に隠されてしまったんでしょうかね。でも終盤のところは良い感じではないでしょうか。写真を拝見する限りですが。
みー猫

ふみふみぃ

No title
この日私は裏那須の県境でハッスルしてましたがきりんこさんも一日楽しまれたようで(笑)。
スルノ沢、私も増田氏の本で1級かつナメが多いとかいてありこれだ!と期待していたのですが。
みー猫さんと先日遡行したナメ沢もそうでしたが足尾の水量の少ない沢はここ数十年の間に結構ナメが土砂や倒木で埋もれてしまったのかもしれませんね。
でもこれは反対側の松木沢方面の足尾の植生が回復傾向にあり夏の夕立が減って洗い流されることが無くなったからでは?とも考えたりするのですが。
ただ単に大地震や豪雨の爪跡かもしれませんけど(笑)。

きりんこ

No title
みー猫さん、こんばんは。
どうやら、そのようですね。三右衛門沢のほうは、前回よりも倒木が流されていましたので、こちら側も大雨で流れてくれればいいのですが。
確かに、最後の100mくらいは良かったです。でも実は三俣川本流のほうがきれいなナメがあったりして、複雑な気持ちでした。

きりんこ

No title
ふみふみぃさん、こんばんは。
この日の激ヤブはさぞかし暑かったでしょう。暑がりの自分にはとても真似できませんよ。こちらはいたって涼しかったですよ。ただ、久しぶりに14時間行動で最後は歩きながら寝そうになってしまいました(笑)
スルノ沢はこんな感じでした。景色に過剰な期待をしなければ、安全な下降ルートとして考えれば最適かと思います。
理由ははっきりしませんけど、数年前の大雨の可能性もあるのかなと私も思いました。

ぐっちゃん

No title
行けなくてすいませんでした。
スルノ沢のナメは少し残念ですね。
他の沢もそうですが、やはりここ数年の台風のせいでしょうか?
秋に行くと良さそうですね!
今度は14時間歩かないでのんびり泊まりましょう🎵

きりんこ

No title
ぐっちゃん、こんばんは。
いえいえ、こちらこそご予定があるのに変なタイミングで誘ってしまいすみません。
沢は常に変化していますからね。過去の記録を見て過剰に期待しないほうがいいと感じました。たぶん、秋もいいでしょうね。禁漁期ですから、そのときは沢登りと滝撮影に集中できそうです(笑)
今回は滝撮影と釣りに時間をとられ過ぎました。それがなければ8
~9時間コースだと思いますよ。まぁ、それでも次はぜひ泊りでご一緒してください。
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きりんこR

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