2018年9月23-24日 皇海沢遡行~皇海山~湯ノ沢本流下降~(泊)~広沢遡行~皇海山~東尾根(その3)

翌朝、5時には目が覚めるもまだ薄暗いのでコーヒーを飲んだりしてまったりと過ごす。空には雲が多いものの青空も見えている。今日も天気は大丈夫だろう。朝食もアルファ米にしようと思ったが腹が減らず、菓子パン1個で済ます。水は残り1リットルとなってしまい、広沢の源頭までもたせなければならない。 

徐々に明るくなり、ゆっくり荷物をまとめ、6時15分に出発。





まずは湯ノ沢本流を広沢出合まで下降する。




昨日同様、岩が滑りやすくて何度も転びそうになるので、どうしても岸を歩くことが多くなる。時々一枚岩のナメが現れたりして、渓相は悪くない。広沢出合まであと少しというところで、8mくらいのナメ滝の上に出る。岩が滑らなければどうということないのだが、水流の中も外もツルッツルなのでウォータースライダーになること間違いない。面倒だけど右岸側から高巻いた。 





出発から約15分で広沢出合に到着。




広沢の左岸斜面にブルーシートが張り付いている。この辺りも植林が多いので、上から落ちてきたものだろうか。




出合付近はゴーロが多く、左岸の平坦なところを歩いていくとテン場適地があり、人工物も散乱している。増田氏らがテン泊したのもおそらくここだろう。 




広沢に入ってからもしばらくは魚影が続き、ゴーロとナメが交互に現れる。見た目はすべりそうだが、湯ノ沢と比べればはるかにましで歩きやすい。右足の爪も、今のところ問題ないようだ。 





魚影が走るが、小さいのが多い気がする。





ナメは湯ノ沢と違って滑らず歩きやすい。




ちょっと荒れたところもあり




















今日も長い行程なのでなるべく効率よく歩けるところを探し、結果的に大半は岸を歩いていた。そんな感じで右岸側を歩いていたら、左岸支沢に30m近い滝が懸かっているのが見えたので撮影していく。




そのすぐ上流で8mくらいの滝があり、直登は無理なのでそのまま右岸を高巻く。




上流へ行くにつれゴーロの割合が増え、滝もなく退屈に感じる。









高速道路は積極的に利用





標高1400mあたりまでは魚影を見たがその後は見なくなる。




標高1500m付近で平坦となり、あちこちから支沢を合わせる。この付近も所々で落葉松の植林や人工的な平な土地を見る。











進路に気を付けながら本流を進むと極端に水量が減り、源流のようになってしまう。




このまま水が涸れてしまうのではないか心配しながら進むと、標高1550m付近で6mくらいの滝に突き当たる。冷たい水を浴びながら直登を試みるも、最後のあと一手が足りない。




更に奥にもう一段滝が見えており、そちらも難しそうだ。ここは少し戻ったところから、左岸を巻くことにした。




ズルズルの斜面を四つ足で登り(面倒がらずにもっと戻れば楽に上がれる)、尾根に乗り上げると踏み跡があり、カラマツの植林も続いていた。









もしかしてこのまま皇海山まで高速道路が続いているのではないかと思いながら登っていくと、すぐに8m滝が目に入る。増田氏の書に載っていた滝だ。 踏み跡を辿って沢に降り、しばらく滝の前で休憩と記念撮影をしていくことにする。(8:20)





せっかくなのでセルフ撮影。




8m滝も直登は不可能なので、左岸尾根に戻って高巻く。すると、再びすぐ上流にナメ滝が見えたので斜面に着いた踏み跡を辿って沢に戻る。




このナメ滝は快適に直登。





ナメ滝のすぐ先で苔むした3mくらいの滝が現れ、左側から超える。 





すると、標高1640m付近で涸滝に突き当たる。地図上で崖マークにあっているあたり。




近付いてみると、右側の苔むした岩の間から大量に水が湧きだしている。これはまったく問題なく飲めるし、うまい。ちょうど水が尽きるところだったので助かった。3リットル汲んでいく。ちなみに広沢の水場はここだけとなる。皇海山からだと相当降りてこなければならないので、現実的ではないだろう。沢を遡行もしくは下降の際は活用できるかと思う。




湧水の滝の横を登り、涸滝の上流を目指す。相変わらず植林が続いていてヤブもない。角度が急なだけ。




涸滝の上流も水が流れいていない。戻ってもつまらないので、沢の様子を窺いながらこのまま左岸尾根を歩くことにする。





標高1750m付近で水流が復活したようなので、沢に戻ることに。





ただの急なガレ沢であったが、尾根を歩いていたら沢から離れていきそうなので、結果的には正解だったか。





振り返ると笠ヶ岳方面の稜線。あそこも今年中には歩いておきたい。





2m程度の段差であるが、流木がなければ越えられないかも。




あとはガレ沢を一気に登るだけ。なんだけど、地形図通りの急角度でなかなか前には進まない。ここを複数で下降する際は、落石に注意だ。




標高1900m付近。たぶん、ここを左に行くと昨日上から見たガレに続くと思われる。今のところ問題なさそうなので、このまま直進する。




行き詰まったらいつでも尾根に逃げられるよう警戒しつつ、亀歩きで登っていくがこれといった難所もなく。




やがてシダ植物が渓を覆うようになり




稜線が近づくとダケカンバの黄葉が綺麗♪




コメツガの幼木をかわしつつ、喘ぎながら登ると、見たことのある二重山稜のようなところに詰め上げた。皇海山西側の鞍部だ。(10:08)



結果的に、広沢の核心部は標高1550mから1650mの連瀑帯ということになるのだろう。ただ、いずれの滝も左岸を簡単に巻くことができる。事前に警戒していたのはむしろ標高1750mより上の等高線が密になっているところであったが、延々とガレが続くだけで特に困難なところはなく、ただ体力勝負というところだった。

10:22、昨日に続いての皇海山に到着。今日は5人組のパーティーが一組いるだけで、静かな山頂だった。とりあえずこれで今回の山行目的は達成。



あとは下るだけだし、時間にも余裕があるので山頂から少し行ったところでゆっくり休憩することにする。

(その4)に続きます。

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きりんこR

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