2018年9月23-24日 皇海沢遡行~皇海山~湯ノ沢本流下降~(泊)~広沢遡行~皇海山~東尾根(その4)

皇海山頂のはずれでゆっくり休憩して10:35、行動再開。
15分くらい滞在したが到着時にいたパーティー以外、誰も登ってこなかった。連休最終日ということもあるし、天気予報に影響されてのことだろう。


ここをまたいで東尾根へ




はじめのうちは踏み跡もあって歩きやすい




すぐにコメツガの藪と倒木が煩わしくなる。前回はGPSカンニングしまくりだったので、今回はなるべくGPSを見ないで尾根型をはずさないように歩いたが、尾根の中心ほど藪がうるさかったり、岩があったりするので、尾根を少しはずして歩きやすいところを選ぶのが正解。




傾斜が増して急な下りになった頃、昨日爪がはがれた右の第4趾が痛くなってきた。さらにそれを庇うように歩いていたら、今度は左の同じところも痛み出す。靴を脱いで見なかったがたぶん左の爪も剥がれた感じがする。ハイパーVは安全靴なので、下りだとつま先の鉄芯に当たってしまうのだろう。このおかげで一気に歩くペースが落ちた。





笹が出てくると傾斜が緩み、障害物もなくなる。つま先が痛いので後ろ向きで歩いてみたりする。ここまで来たらどうにかごまかすしかない。





昨日からずっと皇海山の周辺を歩いていたが、久しぶりにその姿を拝んだ。こうして見るとずいぶん紅葉しているな。





ダケカンバもいい色に♪





鋸山を背景に





やっぱりここにくると足が止まってしまう。痛いのもあるけど。





一昨日の時点だと、今日の3時くらいから雨が降るような予報だったけど、大丈夫そうだね。陽がさすと暑いくらい。





お気に入りの景色。しばし見とれてしまう。





紅葉も着々と降りてきてます





鹿道を追っていけば、自然と障害物や危険個所を回避していける。
途中、熊鈴の振り子が中でひっかかって音が鳴っていないことに気づき、直してカランカランと振り回したと同時に、前方20mくらいの木から黒い生き物が滑り降りて斜面を転げ落ちていった。あっぶねー。。。しかし我ながらよく気付いたもんだ。野生の勘というやつか。





前回は1468mからそのまま東へ進んだが、瀑泉さん情報だとニゴリ沢出合に続く尾根ほうが快適そうなので、そちらに行くことにする。ナゲが通せんぼするも、右からぐるっと巻ける。





まずは中央の砂地を目指す。





ナゲの中にもしっかりと道があり、踏み跡も続いているので確かにこちらのほうが快適だ。











砂地に到着。きたっちさんのものと思われるケルンがあり。ここまで両足をかばいながらどうにか降りてきた。かなり時間もかかってしまったが仕方ないだろう。平なところはまったく問題ないので、松木沢までの辛抱だ。





よく見るとニゴリ沢の2段滝が見えた。ここでデジカメのバッテリー残がほとんどなくなってしまったので、以後ほとんど写真を撮っていません。




最後の方はほとんど後ろ向きで歩き、どうにかニゴリ沢出合まで降りてこられた。(13:02)





ふと、ニゴリ沢出合の対岸(松木沢右岸)を見ると立派なスズメバチの巣があり。昨日はまったく気が付かなかった。空き家かなと思って少し観察していると、外から1匹飛んできて中に入っていった。ひぇー、退散、退散。




デジカメのバッテリーがないため松木沢の画像はなし。思った通り、下りじゃなければ足の痛みもなく、特に問題なくチャリをとめたところに戻ることができた。14時頃、パラパラっと雨が降ったがすぐにやんでくれた。広沢で採取した水も最後にはすべて飲みきった。


15:53、駐車地に帰着




駐車場に戻り、靴を脱ぐとやっぱり左足の爪も根本から剥がれていた。今までこんなことなかったのにどうしてだろう。歩きすぎといわれればそれまでだが、今までも同じくらいは歩いているし。考えられるのは、今年買ったハイパーV忍が旧型だったからかもしれない。昨年まで使っていたのは忍Ⅱで、今年も同じものを買ったつもりでいたら旧型だったことに後から気づいたのだが。まぁ、もともとこんな用途で作られたものではないし、文句は言えないけど。

2日間風呂に入っていないので、帰りにやしおの湯に寄ったら駐車場がほぼ満車。中に入るのもやめてロマンチック村に行くと、そこも同じように満車状態。その旨妻にLINEすると、風呂沸かしておきますと返事が。よくできた妻だ。

家に帰り、風呂に入りながら沢装備とハイパーVを丁寧に洗っていたら、片方の足底がパッカリともげてしまった。まだ、4,5回しか履いていないのに、やっぱり旧型は脆いんじゃないのか?次は間違えずに買おう。

足のトラブルと熊・ハチとの遭遇を除けば2日間大きな問題もなく、天気にも恵まれ、充実した山行となった。なにより、苦手意識をもっていた単独でのテント泊でもしっかり眠れたのは収穫だった。寒くなる前に、あと2回くらいは泊りに行きたいと思っている。


※今回テン泊をしてみて、水場の重要性を再認識したので、参考になるかどうかわかりませんが水場の情報をまとめておきます。

皇海沢:不動沢のコルから比高で100mほど笹ヤブを下り、南隣の沢と合流した地点で水が得られます。よりきれいな水が得たければ、そこから数分上流に向かったところが湧水地となります。

湯ノ沢:1636Pから西へ比高で70mほど下ったところで水が滲みだしています。ただ、近くには国境平の水場があり、比高も水の滲みだし方も同所と似ているのであまり利用価値はないかもしれません。

広 沢:標高1640m付近で左岸の苔むした岩から豊富に湧き出しています。位置的に、沢を遡・下降時にのみ利用できると思います。


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コメント

きたっち

No title
こんばんは。
その3読み終わったらすぐにその4で楽しませていただきました。
水場の情報は大変ありがたいです。参考にさせていただき、活用出来るよう頑張ります(笑)。
やっぱりヤツは木の上に居ましたか、今年はドングリが不作だそうで、さぞ大変なんでしょう。廃林道辺りの下にでも出没しそうで夕方の帰り道は怖いですよね。古河精練の敷地内にも朝歩いていたそうですよ。
冒頭写真のザックは例の新調のザックでしょうか、使い心地が気になるところです。

きりんこ

No title
きたっちさん、こんにちは。
水場情報、今さら自分もありがたさを実感したので、今後は皆さんのお役に立てるように情報提供していきたいと思います。
まさか、上から落ちてくるとは思わなかったので、意表を突かれましたね。向こうのほうが、いきなり熊鈴が鳴ったのでさぞ驚いたんだと思いますが。今回幕営しながら、一番ビビっていたのは熊でした。真っ暗になれば活動しなくなると思い7時頃には焚火をやめてしまいましたが、後から調べたら9時頃まで活動しているようですね。次からは9時まで焚火をすることにしますよ。
ザックは例の6千円のやつです。使い心地は快適ですが、後日那須を歩いたとき、サイドのネットに三脚を入れていたら穴が開いていました。それと、背中のメッシュがコメツガの葉っぱまみれになってしまいましたが、これはどんなザックでも同じですかね(笑)。あとは雨天時の使用にどれだけ対応できるかですが、まぁ、10回くらいテン泊できれば、十分元は取れるかなぁとは思っています。

瀑泉

No title
二日間のロングなお歩き,お疲れ様でした。
まぁ,真似をしようにも自分では,皇海沢を遡って皇海山からニゴリ小屋泊が精々といったところですワ。一応,雪田爺様の記事で知ってましたが,皇海沢から稜線に上がるまでの間は,結構なヤブだったみたいで。
湯ノ沢と広沢,此れといった滝も無さそうだし,きりんこさんの記事で満足できたから良いかなぁ~(笑)。それはさておき,隣の沢で,ナメの滑りが違うというのも不思議ですが,水質が違うのかな。
熊公,秋は,奥地に戻ってますモンね。出会い頭にならずに何よりでした。
それと,ハイパーVの底が取れたとは。旧型だから糊が劣化したのかな。

きりんこ

No title
瀑泉さん、こんにちは。
雪田爺さんも歩かれてましたか?トクサ沢から駒掛山に上がった記事は見たのですが、見落としたかな?
まぁ何にせよ、最後の10分ほどのヤブ漕ぎさえ我慢すれば、難所もないし歩き甲斐はあるルートかなと思います。といっても、滝が三段の滝のみなので、あまり興味はないでしょうが(笑)
湯ノ沢と広沢も泊りで釣りをするなら楽しめまが、沢歩きとしてはナメ沢と龍ノ沢の方がいいかもしれませんね。滑りが違うのは水質の違いだとは思いますが、湯ノ沢は3ヶ月前と比べても滑りやすくなっていたのはなんなんでしょうね。それなりに雨も降っているから水垢は流されていると思うのですが。
熊との遭遇、奥地に行くほど警戒するのですが、皇海山を通過したことで何となくほっとしていたのでしょうね。あとは足の不調で注意が疎かになっていたのかもしれません。やっぱり、熊鈴も効果があるんだなぁと思いましたよ。
なるほど、糊の劣化ですか。それはあるかもしれませんね。新型は2年以上もったし、回数や距離も数倍は歩きましたからね。そういえば、最近安さに釣られ、型落ちの登山靴を2足も買ってしまったのですが、これも要注意ですね

雪田爺

No title
いやはや、どうコメントしたら良いやらですよ.私など3日行程でも目一杯でしょうね・・・ 難所はないとしても、あの長さとやり遂げる気力.何処から湧いて出てくるのでしょう? はい、皇海沢は遡行してないです.瀑泉さんが言われるのは 多分、トクサ沢出合いまでの事でしょう.今は、そんな気力はありません.皇海山にも遠望以外これといった魅力を感じませんから、もう行く事はないでしょうねぇ.(1回登っただけで偉そうに言うなってか(笑))
滑床の滑り、読んでて小蛇尾川支流での事を思い出しました.足を置いただけで滑るんでした.黒っぽい苔だったかな、その場所だけ.
今日はリハビリ的に雨巻山を歩いてきましたら、クサウラベニタケが凄かったです(笑)

きりんこ

No title
雪田爺さん、おはようございます。
コメントしにくいところ、ありがとうございます(笑)
今回ははじめての単独での沢泊まりでしたので、それがモチベーションにはなりましたね。何かしら目的がないと、あれだけ歩けませんよ(笑)。雪田爺さんも立て続けに三沢を歩かれたようで。そちらも十分ハードかと思われますが(笑)。後で、じっくり記事を拝読させていただきます。
やはりトクサ沢までのことでしたね。私も昨年東沢出合から同じ尾根を歩いたのですが、後から雪田爺さんの記事を見つけ、同じところだったんだと気づきました。
滑りの件は、たぶん水質の違いによる苔の付き方なんでしょうね。湯ノ沢は魚影を見ませんでしたし、その名の通り温泉成分でも含んでいるのかなぁと思いました。調べてませんけど。
毒キノコは撮るのはよくても、採っちゃいけませんよ(笑)

ふみふみぃ

No title
皇海山に2回登る発想は中々ないですね(笑)。皇海沢はいずれ行くつもりなので水場情報はありがたいです。熊鈴は効果あるのかないのかは永遠の議題ですが今回はダイレクトに効果があったようで。私の時のように木の上から向かってこなくて良かったですね(笑)。
きりんこさんが湯之沢流域で行かれてないのは後ナメ沢くらいですか?ナメ沢は自分は歩いたのとナメ沢以外はきりんこさんの記事を見て三俣沢流域の方が沢的には見どころが多いのかなと言う印象ですがどうなんでしょう。

きりんこ

No title
ふみふみぃさん、こんばんは。
少しは独自性が出せましたでしょうかね。広沢から下って2日目は国境平から下山してしまおうか、何度も迷いましたが。
皇海沢の水場は稜線にかなり近いところですので、そこまでの水は多めに確保したほうがよさそうです。
熊鈴は効果てき面でしたね。向こうにしてみれば、突然近くで音が鳴りだしたので慌てて逃げるしかなかったのでしょう。
湯之沢流域、どの沢もそこそこナメがあって癒し渓ですが、どちらかというと釣りを楽しむ沢だと思いました。沢登りとして楽しむなら滝が多い三俣沢流域でしょうね。私も今月中に三左衛門沢と大岩沢は歩いておこうと思っております。
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きりんこR

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